地域の力に気付き、地域に対する愛を育んで
黒笹 慈幾
クロササ ヤスシ / 地域生活アドバイザー
クロササ ヤスシ / 地域生活アドバイザー
- 東京で生まれ、総合出版社では雑誌の編集長を務めました。定年退職を機に愛する高知へ移住し、現在「南国生活技術研究所」の代表を務めています。
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僕は、土に生きる人たちの力、海に生きる人たちの力が地域にはあるということを、地元の人はもちろん、都会育ちの若い学生の人たちにも気付いてほしい。その底力が日本の国を、ずっとつくってきたんだということに気付いてほしい。
そして、その地域、自分が勉強する場となった所を、まず好きになってほしい。だけど通っているうちに、地域の足りないところ、気に入らないところにも気が付くようになる。その良いも悪いも含めて地域を愛せるようになってほしい。
LIKEからLOVEに変わったとき、勉強の場として提供されたその場所に何かを返せる。そういうステージになるのではと思っています。
地域協働学部に来る学生の人たちには、まずその地域に対する愛を育んでもらいたい。そして大学を卒業するときには、そこから離れがたい気持ちになってほしい。それで、もし仮に離れても、僕はいいと思うんです。東京とか大阪とか名古屋とか、大都会に出て、だけど高知のことを思い続ける。そういう人になってほしいと思っています。