日本地域学会第58回年次大会において、地域協働学専攻(大学院)1年の仲田和生さんの「シビックプライドの創出とそのプロセス―高知県仁淀川町C地区を事例として―」が、若手研究者として卓越したものであり、地域科学および学会の進歩発展に貢献するものであるとして、優秀発表賞を受賞しました。
※日本地域学会http://jsrsai.jp/ja/
以下は仲田さんから受賞に関するコメントです。
「シビックプライドの創出とそのプロセス―高知県仁淀川町C地区を事例として―」というテーマは、地域住民の地域に対する愛着に注目した研究です。
地方が抱える問題を解決するためには、他者と協働することが大切ではないか、そのヒントが地域への愛着すなわちシビックプライドではないかと考え、住民の中にシビックプライドが生まれるプロセスを研究しました。
住民の方へのアンケート調査やヒアリングなどを行い、「住民の中でシビックプライドが生まれるためには、住民自身が地域に関わること」が重要であるということが明らかになりました。
コロナ禍においても、自分ができる調査を調査対象地域の住民の方と協働で実施できたところ、調査をさせていただいているという気持ちを持ち、丁寧に住民の方と信頼関係を築きながら研究を実施できた部分が評価をいただけた要因の一つだと考えております。
今後は、大学院でさらに学びを深め、さらにステップアップをした研究をしようと考えています。私が高知県で学んでいる大きな理由である「まちづくりを学び、生かす」ということを再認識し、さらに高知大学(Super Regional University)で学べているということに感謝しながら、今後の学生生活を送りたいと考えております。ここまでご指導をいただきました、玉里恵美子教授、大槻准教授にこの場を借りて改めてお礼申し上げます。