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地域の子どもの居場所・ふぃーか、台湾・地方社会的弱者支援コンテストにてファイナリスト賞を受賞

 台湾国立高雄科技大学教育部大学社会責任実践計画が主催する『鄰家好漁』地方社会的弱者支援コンテストにて、地域協働学部の学生チーム(4年生森野純夏さん・新田なるさん、2年生橘高祭さん・竹内風花さん、1年生西部花さん)が「だがしやふぃーか」で提案コンテストファイナリスト賞を受賞しました。「ふぃーか」は森野さんたちが主となり、学生と地域の子供たちがゆるくつながり、彼らの居場所をつくろうと昨年から始めた活動です。自分たちの実践を社会的・学術的視点から捉え直し、活動の意義の整理も兼ねてアウトプットする機会にしたいとコンテストに参加しました。実践から得られた知見を活動に反映できていたことや継続して活動ができていたことが評価され、受賞となりました。コンテストでは台湾の学生、日本の学生両者のプレゼンを聞くことができ、学生たちにとっては大きな刺激になったそうです。

●●理系学生の視点に刺激、今後はより経営的な視点を養いたい(森野さん)
高雄科技大学は理系大学の方々ということもあり、環境問題をはじめとした社会課題に対して、学術的視点から考察をされている点にとても興味を持ちました。また、形式的な知識だけでなく、実際に何度も現場に赴いて、ヒアリングをし、課題の抽出する現場主義の姿勢で行っている点をみると、これらは国問わず、社会課題解決型のアイデアづくりに必要なことだと感じました。
受賞をきっかけにして、これまで応援してくださった方に感謝するとともに、企業様から支援していただいた資金運用していく点では、これからがチャレンジングな場だと思っています。これまでより、より経営視点を養えるような機会にしていきたいと思います。

●●私たちの活動が新たなきっかけとなれば嬉しい(新田さん)
台湾でも同じコロナ下という状況で、地域の課題解決に取り組む人たちの存在を知り、刺激をもらいました。ある時ふぃーかで活動をしていると、子どもたちがふぃーかを集合場所にして遊びに行っている姿を見ました。ふぃーかが一つの集いの場として、子どもたちをつないでいることを実感し、嬉しく思いました。ふぃーかは多くの支えてくださる方に出会えたことで続いています。高校生が見学に来てくれたこともあります。私たちの活動がきっかけとなり、地域のための取り組みが広がっていっていけばいいなと思います。

●●笑顔で人とのつながりを感じられる場をつくりたい(竹内さん)
駄菓子屋ふぃーかでは、子どもたちが私に新しいことに積極的に挑戦する姿勢や、誰とでも関わることの大切さなどを教えてくれることが多くあると感じています。この経験を活かし、これからも人との関わりを広げ、誰もが笑顔になり、人とのつながりを感じられるような居場所作りをしていきたいです。

●●子どもを見守る側の大人がアクションを起こす必要性を感じた(橘高さん)
ふぃーかでは、子どもたちの様々な面を目にします。友達思いの姿や、ルールを守る姿、お手伝いを一生懸命してくれる姿など、彼らが誰かのために行動したり、頑張る姿にいつも心を動かされます。そんな子どもたちが安心して過ごせるような地域や居場所にするためにも、子どもたちを見守る側の私たちが行動を起こしていかなければならないと感じます。

●●一人のひととして子どもと関わる(西部さん)
こうしたコンテストは初めで不慣れなことが多かったのですが、良い経験となりました。ふぃーかでは、子供扱いせず「一人の人として関わること」を心掛けています。対等な関係から得られるものは予想以上に多く、自分自身の行いを見直す機会となりました。今後も様々なコンテストに参加し、自分自身の成長に繋げていけたらと思います。


※高雄科技大学は、USR(大学の社会責任)に積極的に取り組んでおり、SuperRegionalUniversityを標榜する本学と大学間協定を結んでいます。同大は日本と同様に進行する高齢化や第一次産業の衰退から派生する様々な社会的課題の解決に資する目的で同コンテストを主催しています。今回のコンテストには、台湾から4チーム、日本からは千葉大や高知大の3チームが参加しました。


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