「土佐さきがけプログラム」とは・・・
※グリーンサイエンス人材育成コース、国際人材育成コース、スポーツ人材育成コースは平成32年度入試以降、生命環境人材育成コースは平成31年度入試以降、募集停止となります

「土佐さきがけプログラム」とは、高知大学のこれまでの教育・研究の実績や特色を活かした上で、従来の学部・学科等のカリキュラムから独立した、時代を先駆ける新しい高知大学独自の教育プログラムです。
 「土佐さきがけプログラム」では、これまでの学部や学科・コース等での学びにとどまらず、関連する様々な分野の学問を横断的かつ総合的に学ぶ特色ある独自のカリキュラムが準備されています。これらを学ぶことで、様々な分野に関連する幅広い知識(基礎力)や、それらを組み合わせて物事を考える力(応用力)を身につけ、地域社会の課題から国際問題、環境問題など、現代社会が抱える様々な課題の解決に積極的に取り組む社会のリーダー、すなわち幕末の志士坂本龍馬のように、時代の一歩先を進む人材の育成を目指します。
「土佐さきがけプログラム」では、それぞれが育成すべき人材像に適した学際的かつ体系的なカリキュラムにより教育する一方、グリーンサイエンス人材育成コース等における卒業論文研究では研究分野や指導教員の選択をある程度学生の自由に任せるなどの特色があります。 



各コース(学士課程) 教育に関するポリシー(ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、アドミッション・ポリシー)

グリーンサイエンス人材育成コース(修士課程) 教育に関するポリシー(ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、アドミッション・ポリシー) 

1.「土佐さきがけプログラム」の高知大学における位置づけ

 全国の国立大学は全部で86、公私大を含めると我が国には700あまりの大学がありますが、文部科学省からは、それぞれの大学において他大学とは異なる個性・特色を明確にすることが強く求められています。

 そこで高知大学では、これまで国際交流が盛んなこと、環境に気配りした技術開発等においてめざましい研究業績があること、また自分の専門分野を持ちながらスポーツの分野でも活躍している学生が多いことなどの実績を活かした上で個性化を図るため、すでにある学部・学科のカリキュラムにとらわれない分野横断型の人材を育成する特別な教育プログラムを立ち上げることになりました。それが「土佐さきがけプログラム」です。

 平成24年度からまずグリーンサイエンス人材育成コース、国際人材育成コース、スポーツ人材育成コースの3つのコースが、さらに、平成25年度からは新たに生命・環境人材育成コースがスタートしました。

2.実施・責任体制及び学位

 高知大学では、学部からは独立している「土佐さきがけプログラム」の運営や本プログラムに所属する学生さんのお世話等は、土佐さきがけプログラム運営委員会や各コースの実施委員会などの組織が責任を持って行います。国際人材育成コース及び生命・環境人材育成コースについては、コースを修了して卒業する際、幅広い知識の上に専門分野の知識を兼ね備えたことを示すために「学士(学術)」が与えられます。グリーンサイエンス人材育成コースでは、学士号は「学士(理学)」ですが、修士号はやはり幅広い知識を習得したということで「修士(学術)」となります。スポーツ人材育成コースは副専攻プログラムですので、学生さんがそれぞれ所属している学部の学士号が与えられますが、卒業の際にはスポーツ人材育成コースを修了したことの証明が卒業証書に記載されます。
 このように、大学生は通常すべてどこかの学部・学科等に所属し、既存の学部を卒業して学士号を得るというのがこれまでの一般的“常識”でしたが、これとは大きく異なるのがこの「土佐さきがけプログラム」です。

3.学生への奨学事業

 学業成績等一定の基準を満たした学生には、グリーンサイエンス人材育成コース、国際人材育成コースにおける留学や、生命・環境人材育成コースにおける国内及び国際学会への参加、スポーツ人材育成コースにおける各種競技会への遠征等にかかる経費の支援を行う予定です。

土佐さきがけプログラム