高知大学学務部入試課
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主な授業科目と授業内容
授 業 科 目 内   容
【必 修 科 目】
GS特別講義I 公的研究機関や民間企業の研究者が,研究・開発の重要性と魅力を解説する。(集中講義方式:非常勤講師)
GS特別講義II 早期より教員と交流することにより,当該分野の研究・開発を行うための動機づけを行う。
(集中講義方式:講義形式 「物質の科学」を受講し,レポートを提出する。授業内容をまとめてプレゼンテーションを行う。)
GS実験I 早期より研究室内で実施されている研究に触れ,先端研究の内容を修得する。また,研究に利用されている機器を使用し,その原理,操作方法,データ解析技術を修得する。
(集中講義方式:研究紹介と機器分析実験(化学系教員が5名の学生を相手に自身の研究室を紹介。研究内容の紹介と重なる部分はあるが,研究室内の実際に使用している合成装置、評価装置などを紹介する。)
GS実験II 早期より研究室内で実施されている研究に触れ,先端研究の内容を修得する。また,研究に利用されている機器を使用し,その原理,操作方法,データ解析技術を修得する。
(集中講義方式:研究紹介と機器分析実験(化学系教員が5名の学生を相手に自身の研究室を紹介。研究内容の紹介と重なる部分はあるが,研究室内の実に使用している合成装置、評価装置などを紹介する。)
GS実験III 研究室内で実施されている最先端研究に参加し,研究を行なう環境に馴染ませる。
(集中講義方式:実質的な卒論配属。1教員に学生1名まで。)
GS実験IV 研究室内で実施されている最先端研究に参加し,研究を行なう環境に馴染ませる。
(集中講義方式:実質的な卒論配属。ただし,GS実験IIIと異なる研究室を選択しても良い。)
GS課題研究 学部4年次の卒業論文に準ずるものとして,主指導教員・副指導教官の指導のもと,グリーンサイエンス分野での実験技術・文献検索能力・プレゼンテーション能力等を涵養する。(集中講義方式)
物理学概論 力学,熱学,電磁気学などの古典物理学の基礎的知識を学ぶ。
科学者・技術者倫理 科学者や技術者においては自らが携わる科学技術活動の社会全体における位置づけと自らの責任を強く認識し,科学技術の利用,研究開発の実施,管理を適切に行うことが求められている。環境倫理および技術者倫理を主テーマに,技術開発分野で活躍しようとする者が備えるべき知識を学び,資料や事例に基づき考える。なぜ,科学者・技術者には,社会に対する責任を自覚する能力が必要かなどの諸課題についてキャリアポートフォリオやPBL(問題発見解決型学習)をなどを取り入れながら講義する。
リスクマネジメント 本講義では,情報セキュリティ,災害リスク管理,実験安全管理について学習する。情報セキュリティについて,ハッキングやサイバー攻撃なども含めて,具体的な事例と実践を含めて講義する。災害リスク管理について,リスクや危機管理に関わる基礎知識およびリスクプロセスについて紹介し、災害発生時においても組織や企業のサービスや経済活動などを継続するために策定すべき事業継続計画(BCP)の考え方や作成手法について講義する。実験安全管理について,実験を行う上で備えておくべき知識や技術について,実習を交えて講義する。
基礎有機化学 炭素を含む有機分子は,自然界において中心的な地位を占めている。凡ての科学の基盤となる有機化学を理解するための基本的な概念から出発して,有機化学の初歩的な概念を学ぶ。
基礎無機化学 無機化学は周期表上の全ての元素の性質やそれらからなる多種多様な化合物を対象として扱う。無機化学を理解するための基礎的事項である物質観の進歩・自然科学の発展,原子の電子構造と元素の周期律,核反応,波動方程式,化学結合,分子の構造,結晶の構造について解説する。 本講義では,化学だけでなく生命科学分野を専門として志す学生にも必要となる,無機化合物を総括的に捉える基本的理論・概念,化学の基本概念・理論を化合物に適用する方法,原子の電子配置と電子軌道の形について学習する。
基礎物理化学 化学における平衡を理解するのに必要な化学熱力学の概念,エネルギー,エンタルピー,エントロピー,自由エネルギーなどの巨視的物理量の概念を学び,熱力学の第一法則,第二法則,第三法則について理解する。
化学生命理工学実験I 専門的な実験を始めるための基礎として,様々な器具の使い方および溶液の調製方法に関する実験を行い,実験レポート書き方を解説する。さらに中和滴定,酸化還元滴定およびキレート滴定の実験を通じて細かな実験技術を習得してもらうとともに,データの取り扱い方法を解説する。また,無機および有機化学の専門的な実験に向けて,比較的簡単な実験を行うことによって,各専門分野における基礎的な実験技術も習得してもらう。
科学英語 In a science career it may be necessary to use Englishto make presentations or to discuss your special field.This course will help you to do this.
分析化学I 分析化学において,必須とされる定量分析での単位及び濃度計算の習得,並びに酸塩基平衡,沈殿平衡,錯生成平衡,酸化還元平衡に関連する基礎的な知識を習得する。
有機化学I 基礎有機化学で培った基礎概念を礎として,官能基別に有機化合物の各論を学ぶ。
無機化学I 元素の起源から原子の電子構造と周期表との関係,原子核の構造から簡単な分子の化学結合に関する内容を主題とする。 本講義では,多くの元素を取り扱うので,周期表に従って個々の元素の性質を系統的に学習することによって,化合物の性質や構造について考える能力を身につけることが重要である。
物理化学I 化学熱力学の知識に基づいて,化学ポテンシャル,ギブスの相律,平衡定数などの概念を学び,純物質および混合物の相転移や相平衡,さまざまな化学平衡や電気化学平衡などについて理解する。
分析化学II 分析化学の中で,光を利用した機器分析(吸光光度分析法,蛍光分析法,ICP発光分光分析法),X線を利用した機器分析(X線回折法,蛍光X線分析法),分離を利用した機器分析(クロマトグラフィー)およびデータの取り扱い方に関連する基礎的な知識を習得する。
有機化学II 基礎有機化学,有機化学Iで学んだ内容を踏まえ,反応機構を電子の動きで考えながら理解できるようにすることを目的とする
無機化学II 無機化学Iで学習した内容を基礎として,元素およびその化合物の性質を周期表に沿って系統的に理解するための基礎知識を深めることを主題とする。 本講義では,多くの元素を取り扱うので,周期表に従って個々の元素の性質を系統的に学習することによって,元素の各論を理解できるようになることが重要である。
理工学英語ゼミナールI 卒業研究を行うにあたり,関連する分野の英語論文を読むことは必要不可欠である。本授業では,実際の論文で用いられる単語や短文の和訳・英訳を通じて,化学系および生命系分野で使用される専門英語を正しく理解する力を養い、最終的には各学生が英語で書かれた学術論文を読解できることを目的とする。また,文献の検索方法についても学び,最新の化学情報を活用し,習得する手法を得る。
理工学英語ゼミナールII 卒業研究指導教員および関連する分野の教員のもとで,自身の卒業研究テーマの学術的背景および研究の基礎となる理論や技術を理解するために,国内外から発表された英文の学術文献を熟読する。輪講形式で開講し,教員および他の受講生にとって理解し易い資料の作成法と口頭での説明法を身につける。文献の内容について受講生がディスカッションすることで内容の理解を深める。また,受講生は種々の文献から得た知識を他の受講生と共有することで,幅広い知識を身につける。
無機・物理化学実験 授業で学んだ知識をもとに,実際に実験を行うことによる実験科学的な思考力の養成を目的とする。無機化合物の合成,精製,構造決定および各種物質濃度の定量という一連の基礎的な実験技術を習得し,化合物の取り扱いや性質に関する理解を深める。さらに,機器による測定を行い,測定の手法および得られたデータの取り扱い方法を習得する。
有機・高分子化学実験 実験を通して有機化合物や高分子化合物の合成,精製,同定といった一連の作業を行うことによって,実践的な思考力を養成するとともに基礎的な実験技術を習得する。また,化合物の取扱いや性質に関する理解を深める。さらに,機器測定を行い測定の手法やデータの取り扱いを学ぶ。
理工学情報処理演習 応用化学・生命理工分野の技術者,研究者に必須の情報活用技術について実習を通して,確実に身につけることを目的とする。化学分野,生命理工分野の教員それぞれ1名が,各分野において必要となる原著論文,特許情報の検索・収集方法,図・表・グラフの作図法,表計算ソフトによる解析,塩基・アミノ酸配列情報の取り扱い(バイオインフォマティクスの基礎)について解説し,各自のパソコンを用いて演習を行う。
分析化学演習 分析化学は物質の同定,定量,分離,評価を取扱い,化学をはじめとする様々な基礎的分野と密接に関わっている。本演習では,溶液内における酸塩基平衡反応,錯生成平衡反応,沈殿平衡反応,分配平衡反応および機器分析に関連する演習問題を解くことによって,これまでの講義や実験で習得した分析化学に関する知識の理解度を深め,様々な場面において使いこなせるようにする。
有機化学演習 3年次までに講義によって学習した有機化学の内容を確実に身につけるため,担当教員が厳選した各種の演習問題に取り組む。基礎的な内容から,学部用教科書に記載されていない発展的な内容までを含む授業であり,反応機構や,立体化学に重点を置いた内容となっている。
無機化学演習 演習問題を通じて,無機化学に関する知識を修得するとともに理解を深める。基礎的な問題から,少し高度な問題を解く。最終的には,高知大学を含め他大学の大学院入試レベルの無機化学の問題を解けるようにする。
物理化学演習 物理化学に関する各種演習問題を通じて,講義によって学習した物理化学の内容を復習し,理解を深める。演習問題は,基礎的な内容から,実際の実験に基づいた事例を扱う複合的な内容までを含む授業であり,熱力学,化学平衡,反応速度に重点を置いた内容となっている。化学的な変化・現象を物理化学的な数式で表わすことで,定量的に議論するための講義を行う。

主な授業科目と授業内容(修士課程
授 業 科 目 内   容
【選 択 必 修 科 目】
GSリサーチプロポーザル 博士課程への進学を希望するなど,より高度な研究を目指す学生が主に履修する。プレゼンテーション能力・ディベート能力を身につけるとともに,研究企画能力の養成を目指す。
GS企業インターン 就職予定者を中心にインターンシップを導入し,企業・施設などの現場を肌で感じるとともに,開発能力・問題解決能力などを身につける。
【必 修 科 目】  
GS特論 政治,医療,エネルギー,資源など,さまざまな分野における社会的な問題を知り,広い視野のもとに問題解決のための方策を立案する素地を築く。
学術論文作成セミナー 主指導教員が中心となって,短期集中的に欧文誌への投稿論文作成について指導を行う。必要な場合には,外国人教員の協力を得て英文校閲を行い,1人で平均1報程度論文発表することをめざす。
海外インターン 国際的に通用する高度専門職業人・研究者の育成を目的に,海外協定校を中心に1ヶ月程度派遣する。派遣前に提出する研究計画書,帰学後に行う成果報告会の結果と内容に基づいて評価する。
GSゼミナールI 特定のテーマについて種々の文献を検索・学習し,Power point等を使用して講演形式で報告などを行う。これによりプレゼンテーション能力を養う。
GSゼミナールII
GS特別研究 専門分野の新しい知見に基づいて研究・実験を実際に行い,独創性,創造性など研究能力の発揚,研究手法,発表能力などを体得する。


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