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Sipuncula 星口動物”(約320種)すべて海産で底生性,潮間帯から深海まで,砂泥底,岩礁やサンゴ礁域に生息する
 *体長は1〜50cm
 Class Sipunculidea スジホシムシ綱 *触手が口を囲む スズホシムシ目とフクロホシムシ目
 Class Phascolosomatidea サメハダホシムシ綱 *触手が口の背側に集まる サメハダホシムシ目とタテホシムシ目


おもな特徴
1.真体腔,左右相称で円筒形の体をもち,体節はない
2.前口動物型の発生様式(らせん卵割や裂体腔性など)
3.U字型の完全な消化管をもち,肛門は体の前端背面に開口する
4.口の周囲か背側に触手をもつ(peripheral tentacles, nuchal tentacles)
5.循環系と呼吸器系はない *体表でガス交換
6.1対の後腎管をもつ *体腔液により老廃物を集め,肛門近くの腎管開孔から排出 *アンモニア排出型動物
7.環形動物様の神経系をもつが,単純で体節性はない *咽頭背側の神経節,食道神経環および腹側神経索からなる
8.陥入吻(introvert)とその吻を引き込む牽引筋 (けんいんきん)をもつ
9.体表にクチクラをもつ
10.雌雄異体で体外受精を行い,間接発生ではトロコフォア型浮遊幼生あるいはペラゴスフェラ幼生を経る


Hiromitsu Endo