分類体系のページへ戻る脊索動物門のページへ戻る 更新日:2024/04/15


Subphylum Vertebrata 脊椎動物亜門(せきつい) (75,187 種) new !
   Class "Pisces" 魚綱(*535科 約5,210 属 36,759 種)*Fricke, Eschmeyer and Fong (2024)  new !
   Class Amphibia 両生綱( 3目73科...8,738 種) *Amphibian species of the world 6.2 new !
   Class Reptile 爬虫綱(11,940 種)*The Reptile Database (Dec. 2022)  
   Class Aves 鳥綱(40目245科2,313属 11,032 種)*IOC World Bird List Ver. 14.1  new!
      *最近の絶滅種160種を含む
   Class Mammalia 哺乳綱(27目*167科 *1,338属 6,718種)*Mammal Diversity Database (2024) ver. 12.1 new!
      *最近の絶滅種107種 を含む


おもなの特徴
1.体は左右相称で,内部器官の骨格,筋肉や神経系には明瞭な体節構造がみられる
2.背側には体の中軸骨格として軟骨性あるいは骨性の脊柱(vertebral colum, dorsal spine)をもつ
3.軟骨または硬骨からなる内骨格をもつ
4.通常は2対の付属肢(鰭あるいは四肢)をもつ
5.頭部の神経管の前端はよく発達した脳となり,頭蓋(とうがい)に包まれる 
6.脳は前脳(嗅覚),中脳(視覚),後脳(聴覚・平衡感覚)に分かれる
7.背側の神経管はよく発達した脊髄(spinal cord)となり,脊柱に包まれる
8.眼,耳,鼻孔などの発達した感覚器官をもつ  *レンズを備えるカメラ眼,内耳に半器官(平衡感覚に関係)をもつ
9.呼吸器官として水生性のものは鰓を,陸生性のものは肺をもつ
10. 閉鎖血管系で,腹側には心房と心室からなる発達した心臓をもつ
11.消化器系はよく発達し,肝臓と膵臓をもつ
12.咽頭腹側の内柱が変化した甲状腺をもつ *ヤツメウナギ類のアンモシーテス幼生は内柱をもち,変態後には甲状腺となる
13.排出器官として腎臓をもつ
14.雌雄異体または雌雄同体 *繁殖様式は多様,無性生殖はしない


系統

分類

化石


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リンク

大石康博・倉谷 滋「ヌタウナギの頭部の発生と脊椎動物の進化」(2013/01/10)ライフサイエンス新着論文レビュー
*無顎類のヌタウナギとヤツメウナギの単系統性は,近年の分子系統解析により支持されて来たが,頭部の構造の発生過程に関する新知見から形態学的にも支持された.他の脊椎動物と同様に,ヌタウナギの腺性下垂体は外胚葉由来で,その個体発生はヤツメウナギと共通する汎円口類パターンを示し,顎口類とは異なる.また,汎円口類パターンの個体発生は,現生の脊椎動物全体の祖先に共有されていた可能性がある.

理化学研究所 神戸研究所「ヌタウナギに見る脊椎動物の進化」(2013/01/31)

ナメクジウオからヒトへ カンブリア紀に重複した遺伝子を不要な部位でOFFにして進化〜遺伝子が働く部位の下絵は5億年以上前に出来ていた 腎臓病の治療など医療応用に期待〜」奈良先端技術大学大学院


参考文献・データベース

Mammal Diversity Database. 2018. www.mammaldiversity.org. American Society of Mammalogists. Accessed 2018-03-13.


遠藤広光 ENDO, Hiromitsu
高知大学理学部海洋生物学研究室