ニューカレドニアのヌメアから船で約40分のところにあるアメデ島(1997年11月に撮影).観光客がたくさん訪れる無人島です.まん中にあるのはアメデ灯台.この島はニューカレドニア本島のバリアリーフ内に位置し,そのため透明度も抜群で,砂浜も真っ白です.そもそもニューカレドニアを訪れたのは,ヌメアで行われた第5回インド-大平洋魚類会議に出るためです.ちなみに,この研究会議を記念してピグミーシーホースの切手が発行されました.

 どうせ自腹を切ってニューカレドニアへ行くのだから(大学の出張旅費は年間10万程しかないので...),ついでにダイビングをしようと計画しました.これが本格的にスキューバダイビングを始めたきっかけです.研究会議は1997年11月はじめの6日間だったので,その夏の終わりにCカードを取って,機材もすべて買い揃え,出発までに10本潜りました.万全の準備でニューカレドニアへ向かいました,と言いたいところですが,出発前の無理がたたってカゼを引いてしまい(もちろん研究発表や仕事のムリです),最初の2日間は体調不良でした.しかし,会議が終わるころには,すっかり元気に.ダイビングの方は,会議のフィールドエクスカーションで1本(ここアメデ島で),会議終了後に5日間ヌメアに滞在して毎日2本づつ,計11本潜りました.この時に初めてサンゴ礁域の生物の多様性を実感しました.

 ニューカレドニアに来る前は,講習や練習のため室戸や足摺岬近くで潜っていたので,この時点では柏島に行ったことがありませんでした.これ以後,ほとんど柏島で潜っています.この翌年から水中写真を始めたので,残念ながらニューカレドニアのものはありません.陸上のみです.

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