サギフエ大漁!

2002年3月4日の御畳瀬魚市場でサギフエ(トゲウオ目サギフエ科)が
大量に水揚げされました.普段は沖で選り分けられて捨てられる運命ですが,
この日はその時間がなかったようで,市場までアオメエソに混じって
大量に持ち帰られました.


本研究室では院生の宮崎さんがサギフエを研究材料としています.
しかし,この日まで食べたことがなかったので,焼いてみることに.

さて,その味は?


実は,けっこう美味しい!

蒲原・岡村(1985)*のサギフエの解説には,「底曳網でかなり多くとれるが,
体が側扁して身が薄く,皮膚は紙やすり状で固いため,一般には食用としない.
しかし,皮付きのままで焼き,皮を剥ぎ,しょうゆで食べるとかなり美味.」と
書いてありました.

これはダイコクサギフエ型ですが,サギフエ型との味の違いはあるか?
今後の課題です.

*蒲原稔治・岡村 收.1985.原色日本海水魚類図鑑I.保育社,大阪.212 pp.

(遠藤広光)