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第1回底魚ワークショップ 国立科学博物館(つくば市) 高知大参加者:遠藤広光,井上明生,鈴木貴志
2012年11月22日(木)–12月4日(火)


参加者は前日の11月21日につくば入り.国立科学博物館はつくば駅から徒歩30ほどです.

動物研究部が入っている新しい建物で,奥の建物が標本館.魚類の研究室は7階です.

魚類の研究室.今回参加した大学院生は,北大5名,高知大2名と鹿児島大4名の計11名でした.魚研OGで北大の博士院生の永野優季さんも参加(右手前).

新しい標本館の2階に魚類の標本があります.科博の主任研究員の篠原現人さんの案内で新しい標本庫を見学しました.

標本館を植物園側から見たところ.最新の免震構造で地震に強いとのこと.

今回は南オーストラリアの底魚類を調べて,同定とタグ付け,登録を行いました.標本は旧遠洋水産研究所が1970年代に集めたもので,長らく静岡県の清水に保管されていましたが,最近になって国立科学博物館に移管されたものです.

今回の底魚ワークショップでは,南オーストラリアの標本を調べるということで,招待講師はオーストラリアからMartin Gomonさん(右から2人目:ミュージアム・ビクトリア=メルボルン博物館),Alastair Grahamさん(左から2人目:タスマニア島のホバートにあるCSIROの魚類のコレクションマネージャー),Barry Russellさん(ダーウィンにあるノーザンテリトリー博物館).右端は,ワークショップ中に訪れた鹿児島大総合博物館の本村浩之さん.

サバフグ類の同定について,井上君が国立科学博物館動物研究部の松浦啓一さんから直接指導を受けているところ.この標本はドクサバフグでした.松浦さんはフグ目の分類・系統の専門家ですが,とくにサバフグ属については分類学的再検討もされており,この属については世界では最も詳しい研究者です.

Russellさんと北大の博士院生のチャイヤポ・モンディさんは,エソ科魚類について共同研究中ということで,今回のワークショップでは共に標本を観察しながら,頻繁に意見交換.

研究棟の屋上から見た筑波山.この日は快晴でした.

筑波山と反対方向には,実験植物園の温室があります.

研究棟の奥には,標本棟があります.

作業中.鹿児島大の吉田君.

鹿児島大の目黒君(左)と北大の大橋君(右).後ろ姿は鹿児島大の荻原君.

ワークショップ中に,標本館で昆虫の標本コレクションを見学.

こちらは哺乳類を中心とした剥製標本のコレクション.

最後の日にワークショップの総括をして終了.その後,懇親会へ.