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2013年10月11日〜12月31日
「高知県のコウモリ」展(担当者:谷地森秀二)


高知県のコウモリ

 多くのコウモリたちは,森林の中やそのまわりで暮らしています。昼間は洞窟や樹洞で休み,夜になると食べものを探して夜の空を飛びまわります。コウモリの食べものは、空を飛ぶ昆虫です。それらは種によって生息する環境、発生する時期が異なります。コウモリが生きていくためには,春から秋にかけて昆虫を捕まえられる森林が必要です。たくさんのコウモリがすむ森林,そこは多種多様な昆虫類がいる生物多様性が高い地域であるといえます。
 四国自然史科学研究センターでは,四国地域におけるコウモリの生息状況調査を平成15年4月より進めています。今回の展示では,平成15年4月から平成25年10月までの期間に高知県で生息が確認された種と,確認された場所を紹介します。
 展示をご覧いただくことでコウモリに興味を持ち,生物多様性の高い森林環境の保全に理解が深まれば幸いです。

平成25年10月 認定NPO法人四国自然史科学研究センター


講座・観察会「森にくらすコウモリを知ろう」http://ecolabo-kochi.jp/event93.html
会場:四万十市西土佐江川崎 
開催日:10月26日
料金:無料
1)講座「四国のコウモリ 高知のコウモリ」
   宿泊施設「星星の家」にて。剥製標本や調査用具を示しながらコウモリの生態や、森や人との関わりを紹介します。
2)観察会「コウモリを見て、聞く!」
   コウモリが昼間隠れている洞の入り口で待ち構え、夜の空に飛びだしていくコウモリを観察します。その後、四万十川河畔を散策し、懐中電灯による視認とバットディテクター(人には聞こえないコウモリが出す超音波を、人が聞こえる音に変換する機械)を用いて音による確認も行います。

多くの方のご参加をお待ちしております。

















(写真撮影:遠藤広光)