かつては,どこにでも子育てを支える地域共同社会が存在した。だが,現代社会ではそのような「横のつながり」が急速に薄れてきている。それこそ,現代の子育ては「明日への成長」という小さなコンパス(方位磁針)だけを頼りに,わが子と同行二人で荒野を彷徨するようなものである。
もちろん,子ども一人一人の姿形が異なるように,その個性も千差万別である。そのすべて対処できる子育ての公式など何処を探してもありはしないし,依存的な子育ての姿勢では親としての自立などあり得ない。子育てを通して自ら成長し,豊かで充実した人生を歩む「自分育て」をキーワードに,参加者全員で考えていきたい。
地域にとって最も大切な資源は『人』である。この『人』を活かす方策について、参加者の皆さんと共に考えていく。前半は、地域づくり・まちづくりを行う際に必要される『人』について、全国各地で活躍する『人』を紹介しながら検討していく。
後半は、ワークショップ形式で参加者同士の議論を中心として、地域づくり・まちづくりについて意見交換を行う。最後に議論の成果について、簡単に発表していただく。本講義は、受講生の皆さんが主役である。「話を聞くだけ」という受動的受講生よりも、「人の話を聞き、自らの考えを述べる」という能動的受講生の積極的参加を求める。
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2006年のスギ花粉の飛散は、スギ花粉症の人にとっては、少しは慰めのものだったでしょうが、花粉症、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、食事アレルギーの4大アレルギー疾患の近年の増加は、わが国民にとっての最も大きな健康問題の1つであることには変わりありません。
実際、厚生労働省は、2003(平成15)年保健福祉動向調査「アレルギー様症状」の概況を発表したが、実に国民の約3分の1は皮膚、呼吸器、目鼻のうちのいずれかのアレルギー様症状に悩み、約5分の1は同症状の治療目的で医療機関に入通院していることが明らかになりました。講演では、すでにアレルギー症の人には、治療法を含めてアレルギー症を克服する方法を、未だアレルギー症になっていない人には、正しい最新の花粉症の予防、治療法をお話します。
世界的には人工林時代に入り、木材の貿易量も増加しています。日本における木材の消費量もそんなに変わっていません。製材の価格も下がっていますが、山の木の価格はもっと下がっています。森林所有者の苦悩は深まり、もはや森林所有ということが重荷になりつつあります。
この講義では、世界における日本林業の位置を確認した後、なぜ山の木が売れないのかを立木価格形成の仕組みと森林所有の特徴から述べます。最後に、今からの林業のあり方を高知県の新政策「森の工場づくり」を事例に考えてみたいと思います。
森林県である高知県は,植林率が全国で第2番目に高い県でもあります。植林の功罪についてはさまざまな見解がありますが、マイナスの面が多いように思われます。いわゆる森林の荒廃です。これは、環境の単純化です。これにダムの構築が追い討ちをかけました。水と栄養物は高所から低所に流れます。
しかし、ほんのわずかですが,栄養物は海から山に流れます。そして、山の自然が豊かなほど、この量は増えます。山の荒廃がいつごろから始まったのかの歴史をたどり、動物からみた高知県の山と川、そして海の現状から、自然との今後の付きあい方を考えてみます。
イタリアやドイツなどでは、地域の飲食の伝統を評価し育成する「スローフード運動」や、それをさらに発展させた「スローシティ運動」が進められています。
その背景にある地域生活の「分厚さ」(お金の豊かさではない)はどこから来るのでしょうか。草の根から内発的に高知の地域おこしを考えるヒントを探ります。