
本プロジェクトは,人類と環境との共生に対して物質科学を基盤とする教育研究ネットワークの構築を目的とし,
「作る」 , 「測る」 , 「活かす」 そして 「廻す」 の4つをコンセプトの核として設定する。
物質変換/物質創成研究部門: 人類社会に役立つものを見つけ利用していくための技術として,
物質を 「いかに作るか?」 という方法論の解決を目的として研究を進める。
機能開拓/機能評価研究部門: 物質と人類との持続的調和機構を解明するために,
物質のもつ機能を 「いかに測るか?」 という動的アプローチで研究を進める。
環境共生/生命環境研究部門: 人類と環境との共生に関わる物質の挙動を解析し,
それを生命維持に 「いかに活かすか?」 という視点から研究を進める。
物質循環/資源再生研究部門: 限りある資源を確保するために,人類社会を取り巻く
物質・資源を 「いかに廻すか?」 という視点から研究を進める。
本プロジェクトの実施にあたっては,学内の領域横断的研究者ネットワークを構築するとともに,公的試験研究機関や
企業研究者との有機的連携を深め,異分野間の交流をも促進し, 「高知大学を基幹とするエコマテリアルフロンティア」 を構築する。
併せて,海外の研究者との連携や共同研究を積極的に推進し,国際的にも通用する研究環境を整備するとともに,
大学院教育及び若手研究者の育成を行う。そして,本プロジェクトによる研究成果を広く公開し,
地域社会貢献・新産業育成に対する有益な指針を提供する。