多様化した社会の要請と学生の進路に対応したカリキュラムを持つ8つのコースを設置します。暖地農学、海洋生物生産学、生命化学、流域環境工学、森林科学の各コースは、改組前の5学科(暖地農学科、栽培漁業学科、生物資源科学科、生産環境工学科、森林科学科)の教育カリキュラムを改編しました。新たな3コースのうち食料科学コースでは、安心・安全な食料と付加価値の高い食品の開発・生産に必要な知識と技術を学びます。国際支援学コースでは、熱帯・亜熱帯諸国を中心とする発展途上国の第一次産業を支援するために必要な知識と技術を学び、現場体験を重視するために、海外の大学との国際交流活動を教育システムに取り込んでいます。自然環境学コースでは、自然環境の幅広い理解と、自然と人間活動の共生のための知識と技術の習得を目指します。
各コースには明確な学習目標を設定し、将来の進路を強く意識した教育プログラムを提供します。個々のコース毎に開講される科目と、幅広くコース横断型で開講される科目からなり、履修モデルに沿った様々な科目を受講することで学習目標を達成します。全教員が複数のコースを受け持ち、教育内容を状況に応じて柔軟に変化させ、改善できる体制になります。このようにして学生が望む教育プログラムを提供すると同時に、社会状況の変化にも対応できる、高知大学にしかできない特色のある農学教育を実践します。