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2022/11/13
お知らせ

「防災推進センターシンポジウム」を開催しました

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 令和4年11月13日(日)に、高知大学防災推進センターシンポジウム『「避難遅れ」をなくすために私たちは何をすべきか?』を本学で対面とオンライン配信とハイブリット形式により開催し、学内外から51名が参加しました。

 豪雨災害のリスクの非常に高い地域であり、また地震災害時の津波避難の必要性も高い地域である、高知県における災害時の早期避難の実現には、行政側による避難情報の迅速な情報提供にとどまらず、情報を受け取った住民が主体的に被災リスクを認知し、住民間で互いに避難行動の誘発や避難支援を行いながら地域全体として早期避難につなげる社会的な仕組みが必要となります。避難遅れをなくすためにひとりひとりがどのように行動すれば良いのかを探りました。

 櫻井学長による開会挨拶の後、笹原克夫防災推進センター長による趣旨説明が行われ、第一部では、大槻 知史教授による「行動変容モデルに基づく避難行動 その可能性と限界」、太平洋学園高等学校 伊藤 創平教諭による「市街地高校の「津波避難」を実質化する挑戦」、東北大学災害科学国際研究所 定池 祐季助教による「地域の暮らし・文化を尊重した防災の備えとは」、小規模多機能ホームぶどうの家真備 津田 由起子代表による「水害経験を踏まえた「避難遅れ」を出さない地域づくり -サツキPROJECTの挑戦-」を、講演形式で紹介しました。

 第二部では、引き続き全講演者による「専門知を生かしつつ、防災と避難を住民に取り戻すには?」をテーマについてパネルディスカッションが行われました。

 情報共有の仕方として住民との対話を大切に、一緒に避難方法を考えていくことが重要だという点、普段の暮らしから地域とのかかわりを深める取組をすることで、避難をしてもよいと思う状況をいかに作るかが重要であることを議論の結果として示されました。

 最後に本家理事(研究・医療・評価・IR担当)の閉会挨拶で締めくくられました。

 なお、本シンポジウムは、SDGsの「11 住み続けられるまちづくり」「13 気候変動に具体的な対策を」の目標に関連するシンポジウムとして開催しました。


    

櫻井学長による開会の挨拶           


 

                パネルディスカッション





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