農山漁村地域連携プログラム

 
 

 高知県のみならず、今日の日本国内の農山漁村地域では過疎高齢化が進み、農林水産業の分野だけでなく、地域社会での暮らしそのものを支える生活基盤にも、さまざまな課題が生じています。農林海洋科学部では、学科やコース、専攻に応じて細分化された専門領域を深く学びます。そうした専門の知識や技術は、こうした地域の課題を解決する上で不可欠です。

 しかし、それだけでは十分ではありません。というのも、農山漁村が直面している課題は、さまざまな分野・領域のことがらが絡みあっていることが多く、学部内の学科やコース単位で区切られた専門分野だけからの視点では、問題を十分に把握できないことがしばしばです。また、地域の課題には、さまざまな立場や考えをもつ人びとが関係していたり、地域固有の要因が関係していたりするため、それぞれの地域の状況を理解しながら、多角的かつ広い視点で地域の課題を捉えていくことが重要です。

 そこで、本プログラムでは、地域に寄り添いつつ、専門分野の垣根を越えた幅広い視野から地域の課題を把握し、解決への方策を考えることのできる力を育成することを目指します。所定の単位を修得した学生には、プログラム修了認定証が授与されます。


受講資格・定員


 農林海洋科学部の学生であれば、どなたでも受講できます。ただし、実習を実施するにあたり、定員を1学年につき15名とします。希望者が定員を上廻った場合は、選考により受講生を決定します。

 

農林漁業の現場で学ぶ