平成30年度高知大学研究顕彰制度授賞式(研究功績者賞、若手教員研究優秀賞、大学院生研究奨励賞)を執り行いました。

2019年8月9日

 研究顕彰制度は、優れた研究を行った者個人を学長が表彰することにより、研究功績者、若手教員及び大学院生の研究意欲の高揚を図り、もって本学における研究の活性化と一層の発展を目指すことを目的としています。
 平成30年度は、今後の活躍の発展性が期待される研究者として、研究功績者賞1名、若手教員研究優秀賞2名、大学院生研究奨励賞1名が受賞しました。

■ 授賞式  日 時:令和元年7月24日(水)11:00 ~ 11:30
                       令和元年8月 1日(木)13:50 ~ 14:20
   場 所:学長室


■ 受賞者及び受賞理由

 

≪研究功績者賞≫
清水 翔吾(しみず しょうご)(医療学系基礎医学部門 助教)
清水助教は、排尿薬理学を専門とし、排尿障害の病態解明及び新規治療薬開発の基盤構築を目的とし研究を行ってきた。これらの研究により、国際雑誌British Journal of Pharmacology、Neurourology and Urodynamics、Scientific Reports誌など、世界トップジャーナルに論文が掲載され、2018年9月までに、筆頭及び責任著者15報、共著者31報が国際雑誌に掲載されている。
さらに、排尿分野における全国レベルの学会である第25回日本排尿機能学会 (2018年9月28日) にて発表し、日本排尿機能学会 学会賞を受賞。Diokno Lapides Essay Contest 2018 においてHonorable Mention (特別賞) を受賞。2018年5月19日に米国サンフランシスコで開催された米国泌尿器科学会総会中受賞講演を行い、表彰を受けた。また、2016年12月6-8日東京で開催されたICS(国際禁制学会)2016における発表で、平成28年度日本排尿機能学会河邉賞に選出された。

 

≪若手教員研究優秀賞≫
仲嶺 真(なかみね しん)(人文社会科学系人文社会科学部門 講師)
仲嶺講師は、「対人関係」をキーワードに、「恋愛関係の開始」にまつわる研究や「対人関係が精神的健康に及ぼす影響」に関する研究など、社会心理学的研究を進めてきた。
過去3年の間に13本の論文が公刊され、うち1本が日本応用心理学会学会賞(奨励賞)を受賞。加えて、日本応用心理学会(2015年度)、日本心理学会(2016・2017年度)の学会大会優秀発表賞を受賞した。

 

野角孝一(のずみこういち)(人文社会科学系教育学部門 講師)
野角講師は、日本画制作を専門としており、これまで数多くの作品を制作し、出品・展示を行ってきた。本年度には、日本画公募展第8回前田青邨記念大賞展において優秀賞を受賞するなど、過去3年間に全国規模の公募展及びコンクール等で6回入選した。
また、科研費3件(代表者)としての成果を含め、過去3年間で、著書1件、論文11件、学会発表5回など多くの業績を挙げている。
 

≪大学院生研究奨励賞≫
Zou  Suo(ヅゥオ ソウ)(総合人間自然科学研究科医科学専攻 修士課程2年)
Zou氏は、「下部尿路組織(膀胱・前立腺)におけるガス状シグナル分子・硫化水素(H2S)の生理機能解明」をテーマに学位研究を遂行しており、それらを論文にまとめ、国際禁制学会の機関誌であるNeurourology and Urodynamics誌(Impact factor: 3.263)に筆頭著者として原著論文が採択された。加えて、本研究成果を筆頭演者として既に1度国際学会(第18回国際薬理学・臨床薬理学会議)にて発表するなど、活発な研究活動が高く評価され、今後も積極的な研究活動が期待される。

 

7月24日 清水先生、Zouさん.JPG

          清水j助教(左下)、Zou氏(右下)

8月1日 仲嶺先生、野角先生.JPG

            仲嶺講師(左下)、野角講師(右下)

                                  

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