◆自然科学系理工学部門の藤内智士講師を含む研究グループの研究成果が米科学誌「サイエンス」のオンライン版に12月4日付け(日本時間)に掲載されました

2020年12月8日

 自然科学系理工学部門の藤内智士講師を含む研究グループの研究成果が、アメリカ科学振興協会(AAAS)が発行する科学誌「サイエンス」のオンライン版に12月4日付け(日本時間)で掲載されました。

 

概要
 国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 松永 是)研究プラットフォーム運用開発部門 マントル掘削プロモーション室の稲垣史生室長と超先鋭研究開発部門 高知コア研究所 地球微生物学研究グループの諸野祐樹主任研究員らは、ブレーメン大学やロードアイランド大学、高知大学などと共同で、地球深部探査船「ちきゅう」を用いて高知県室戸岬沖の南海トラフ沈み込み帯先端部の海底(水深4776 m・1.7℃)から深度1180 m・120℃までの堆積物コア試料(掘削などによって採取される柱状の地質試料。)を採取し、海底下環境に生息する微生物の分布や間隙水中の化学成分、堆積物の物性や温度などを詳細に分析しました。その結果、室戸岬沖の地質環境と温度条件に依存した海底下生命圏の実態とその限界が明らかになりました。

 

 本研究成果は、海底下深部の生命生息可能条件として、温度や地質学的な構造、栄養・エネルギーの確保が極めて重要な要因であることを示すのみならず、この惑星における海底下生命圏の空間規模やその限界が、120℃を上回る海洋地殻や上部マントルにまで達する可能性を示しています。

 

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