◆防災推進センター「木材利用シンポジウム」を開催しました

2021年3月24日

 令和3年3月1日(月)、高知大学防災推進センターでは「木材利用シンポジウム2021 in 高知 多様な木材利用によるネットゼロエミッションへの貢献を目指して」を四国土木木材利用研究会及び公益社団法人高知県土木施工管理技士会と共同で高知城ホール(ライブ配信参加型併用)にて開催しました。

 初めに、高知大学防災推進センター原忠副センター長(四国土木木材利用研究会会長)からシンポジウムの狙いや地球温暖化対策としての木材利用の重要性を紹介しました。
 続いて、木材の地盤補強や土木構造物への活用について、4人の専門家から報告が行われました。

 

【木材の地盤補強への活用について】
・福井県工業技術センター建設技術研究部 久保光氏
 「福井県の土木分野での木材利用の現状や課題」
・福井工業高等専門学校教授 吉田雅穂氏
 「2011年東北地方太平洋沖地震に耐えた木杭基礎構造物や、丸太を用いた戸建住宅の液状化対策の研究例」

 

【木材の土木構造物への活用例について】
・国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所複合材料研究領域 宮武敦氏
 「近代木橋をかける意義や既存木橋の評価法」
・国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所森林防災研究領域 玉井幸治氏
 「地産堰堤など防災施設での木材利用の現状や課題、事業の効果」

 

 その後の総合討論では、四国土木木材利用研究会の初代会長で国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所の外﨑真理雄氏が加わり、土木分野へのさらなる木材利用の期待やネットゼロエミッションを目指す意義などについて様々な意見討論がなされ、豊富な森林資源を有する「こうち」から我が国の土木分野への木材利用の拡大を図るための考え方や展望を情報発信しました。

 コロナ禍での開催でしたが、高知県のみならず全国各地から総勢200名余り(ライブ配信参加者を含む)の方々の参加がありました。

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