{研究と教育}

 当施設では,海洋生物学,水産学およびそれらの学際領域に関する広い分野の研究を行っています.主な研究は,海産魚類の初期生活史に関する研究,通し回遊魚の幼期接岸機構,世界のアカメ科魚類および原始的異体類ボウズガレイの生活史(木下), 動物プランクトンの生態と分類学(上田),有用藻類の生理生態学(平岡),底生性および葉上性かいあし類の生態学,プランクトンの季節変動(岩崎)などの研究が,各々の教官と農学部,理学部,農学研究科,理学研究科および黒潮圏海洋科学研究科の学生によって卒論,修論,博論研究として行われています.


 

また,農学部,理学部を主とした臨海実習の他、
公開臨海実習を含む全国の国公立私立大学の臨海実習が行われています.左のメニューの「公開臨海実習」のページには実習の要項や参加学生の感想が掲載されています.

 

 

 

 

 

 

 

 2004年からはセンターに属する研究室の教官と学生および技官による“ 宇佐合同ゼミ”が2-3ヶ月に1回行なわれ,互いの研究知識および意識の向上に役立てています.

 

 

 

 

{国際交流・協力}

 国際協力事業団(JICA)の「海洋牧場システムコース」を1987年より受け入れ10年間にわたり実施されました.これが1997年度より海洋生物群集の構造と機能をより重視した「資源管理型漁業コース」となり,5年間実施され ました.それら15年間の研修により,34カ国133名の研修員を受け入れました.2002年度からは生物多様性に考慮した海洋生物の資源培養の重要性を理解させることを目的として技術系研修員に対応したプログラム「資源培養のための栽培漁業コース」を立ち上げ,実施されています.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

{地域社会との交流および教育活動}

 2005年度には,小学生,中学生および高校生を対象とした各実習や体験学習が開かれました.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

{研究報告}

 宇佐臨海実験所研究報告(既刊24巻)と水産実験所研究報告(既刊3巻)を合併継続したものとして,昭和53年度より高知大学海洋生物教育研究センター研究報告 Bulletin of Marine Sciences and Fisheries, Kochi University の誌名で年1回発行しています.それらは国内外の約400機関に送付し,多くの交換雑誌が届いています.