高知大学 医学部 外科学講座 外科1





初期研修の感想 


"初期研修医"から外科専門医を目指した研修制度

高知大学医学部卒後臨床研修センター 初期研修医  橋詰 直樹

高知大学医学部附属病院卒後臨床研修センターで初期研修を終え、2009年 4月より外

科1に入局を予定しています橋詰直樹(はしづめ なおき)です。


今回私は貴科の方針である「外科専門医取得に関する当教室の指導方針」に沿って初

期研修を行わせていただきました。学生時代から外科志望であったことより、初期研修

医になった 2007年4月から 2009年1月 15日までに75例の手術症例に参加することが

できました。初期研修中、外科研修は6ヶ月間と短い期間でありながらも多数の症例に

参加できたと思っています。特に他施設より恵まれていると思われることは、指導理念

であるパーツ式教育法に基づいて上級医の指導の下、手術に参加できたことです。開

胸、開腹、胆嚢摘出術、腸管吻合術と様々な執刀を安全に行なうことができました。こ

れにより研修のモチベーションも向上し、早期スキルアップにも繋がりました。また循環

器・呼吸器外科疾患に対しては、外科2(笹栗教授)を研修中に外科専門医取得のため

に必要な症例数を達成することができました。


学術活動に於いては、希望分野である小児外科分野で、専門の緒方宏美先生指導の

下で小児外科専門医筆記試験に合格することが出来ました。また同期貴科志望研修医

の中には英語論文を発表した者や、臨床外科学会総会での口演を行った者もおり、

様々な形で早期スキルアップチャンスを得る環境が整っていると実感しました。


また学生の意見として、身近な研修医が参加していることで外科を身近なものに感じた

という嬉しい意見もありました。自分が先輩医師の背中を見て外科医になりたいと夢を

持ったように、少しでも後輩が外科に興味を持ち、初期研修医として高知大学に残って

くれればと考えています。


新年度からは後期研修医として久留米大学小児外科講座に 2年間後期レジデント研修

を行なう予定です。自らのスキルアップを目指し、また外科専門医、小児外科専門医取

得を目標にこれからも不撓不屈の精神を持ち頑張っていきたい所存です。