前のページに戻る

コラム -医療情報提供-

がん検診にチャレンジ!

【はじめに】
 がんは、日本人の死因の第1位です。がんで亡くなることを避けるには、「煙草を吸わない」「お酒を飲み過ぎない」「バランスの良い食事をする」「運動をする」「適正体重を保つ」といった健康的な生活とともに、ピロリ菌を除菌して胃がんを予防するといったがんごとの予防も必要です。
 一方、健康的な生活をしていたのにがんになる場合があります。がんで亡くならないためには、健康的な生活の継続と、がんの早期発見・治療が重要です。がん検診は、がんを早期発見するために行われています。

【がん検診の種類と方法】
 胃がん検診は、50歳以上の方が対象で、造影剤などを飲んで胃のレントゲン写真を撮る方法 と、一部の検診会場ですが胃カメラでの検査もあります。
 肺がん検診は、40歳以上の方が対象で、肺のレントゲン写真を撮ります。50歳以上のヘビースモーカーの方は、レントゲン写真とともに痰の検査をする場合があります。
 大腸がん検診は、40歳以上の方が対象で、便に血液が混じっていないかを検査します。受診 する方は、専用の容器に入れた便を検診会場へ持って行くだけです。 
 乳がん検診は、40歳以上の方が対象で、マンモグラフィという乳房を片方ずつプラスチックの板で挟んでレントゲン写真を撮る検査をします。
 子宮頸がん検診は、20歳以上の方が対象で、子宮の入り口をブラシの付いた専用の器具で擦 って細胞を取ります。

【検診受診後】
 がん検診の結果は、後日お知らせが届きます。異常なしだった方は、健康的な生活を続けながら、肺がんと大腸がんは毎年、胃がんと乳がんと子宮頸がんは2年に1回、がん検診を受けましょう。精密検査が必要な方は、自覚症状がなくても急いで医療機関を受診してください。

【市町村でのがん検診はお得】
 がん検診の自己負担額は、医療機関よりも市町村が実施しているがん検診の方が安くてお得です。市町村実施のがん検診の自己負担額は、無料から数千円程度です。
 がん検診の受け方は、住所地の市役所・役場へお問い合わせください。市町村によっては複数のがん検診を同じ日に受診できたり、土・日にがん検診を受けられるところもあります。市町村のがん検診は、混み合う年度末を避けて受診すると、待ち時間が少なくて済みます。ぜひ、がん検診にチャレンジしてみましょう。


◎ 著者プロフィール
氏名:杉本 加代(スギモト カヨ)
所属:高知大学医学部看護学科地域看護学講座
役職:准教授

「コラム -医療情報提供-」に戻る


診療科目一覧に戻る ページの最初に戻る