非小細胞肺がんの標準的2次治療の一つであります「エルロチニブ(タルセバ®)と「WT1ペプチドと百日咳菌体成分を用いた免疫療法《を同時に併用する臨床試験を開始しました。
対象となる患者さんの主な条件は以下の通りです。
- 非小細胞肺がんのⅢB期、Ⅳ期または術後再発である。
- 20歳以上である。
- これまでに1~2通りの化学療法を受けている。
- これまでにエルロチニブ(タルセバ®)やWT1ペプチドワクチンを受けていない。
- 類似薬のゲフィチニブ(イレッサ®)治療を受けていない。
- 上皮増殖因子受容体(EGFR)遺伝子変異がないまたは上明である。
- HLA遺伝子(白血球の型)がHLA-A*24:02, A*02:01, A*02:06, A*02:07のいずれかである(当院で調べます)。
- 標的となるような計測できる病変が1つ以上ある。
- 間質性肺炎や未治療の脳転移がない。
- 現在治療が必要な他のがんがない。
- 身の回りの事が自立していて主要な臓器機能が保たれている。
- その他臨床上問題となるような合併症がない。
- 毎週1回外来診療日に通院可能である。
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肺がんに対する「WT1ペプチドワクチン《のみの治療は行っておりません。
臨床試験期間は2015年10月までの予定です。それ以前であっても目標数に到達すれば終了します。ご希望の方は現在の主治医と相談し紹介状持参して受診手続きをしてください。
問い合わせ先:
高知大学医学部 血液・呼吸器内科 担当 窪田
Tel: 088-880-2345, Fax: 088-880-2348
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