卒後臨床研修の修了判定について



卒後臨床研修の修了には下記の①~④の要件を満たすことが必要です。

①研修期間を通じた休止期間の上限は90日とすること

2年間で、年休、病休などの特別休暇、欠勤を含めて90日以上の休みがあった場合は 90日を超えた日数を延長して研修することになります。なお、学会出張は、勤務扱いで、 休みではありません。

②必修科目、選択必修科目を履修すること

各プログラムの必修科目、選択必修科目は、下記のとおりです。
研修期間中に年休等を取得しても、常識の範囲内で研修修了と判定します。
通常・複合プログラム(日赤を除く)
必修 → 内科6か月、救急3か月、地域医療1か月
※通常プログラムは、救急3か月のうち1か月は麻酔科を研修する。
選択必修 → 小児科・精神科・外科・麻酔科・産科婦人科から2科を選択し各1か月以上
※外科とは、外科(消化器外科、心臓血管外科、呼吸器外科、乳腺外科、形成外科)、整 形外科、耳鼻咽喉科、脳神経外科、泌尿器科
内科重点プログラム
必修 → 内科12か月、救急3か月(うち1か月は麻酔科を研修する。)、地域医療1か月
※内科は、1年目の前半に、内科診療科4科のうち2科を選択し3か月ずつ、2年目は、 1年目に選択しなかった2科を3か月ずつ研修する。救急3か月のうち1か月は麻酔科を 研修する。
選択必修 → 小児科・精神科・外科・麻酔科・産科婦人科から2科を選択し各1か月以上
※外科とは、外科(消化器外科、心臓血管外科、呼吸器外科、乳腺外科、形成外科)、整 形外科、耳鼻咽喉科、脳神経外科、泌尿器科
外科重点プログラム
必修 → 外科5か月、内科6か月、救急3か月、地域医療1か月
※外科は、1年目の前半に5か月間研修する。外科1と外科2でローテーションを組むこ とが望ましい。救急3か月のうち1か月は麻酔科を研修する。
選択必修 → 小児科・精神科・麻酔科・産科婦人科から1科を選択し各1か月以上
小児科重点プログラム
必修 → 内科6か月、救急3か月、地域医療1か月、小児科8か月、PICU2か月、産婦人科2か月
※救急3か月のうち1か月は麻酔科を研修する。
産婦人科重点プログラム
必修 → 内科6か月、救急3か月、地域医療1か月、産婦人科9か月(PICUを含む)、小児科1か月
※救急3か月のうち1か月は麻酔科を研修する。
高知赤十字病院複合プログラム
必修 → 内科8か月、救急4か月、地域医療1か月
選択必修 → 小児科・精神科・外科・麻酔科・産科婦人科から2科を選択し各1か月以上
※外科とは、外科(消化器外科、心臓血管外科、呼吸器外科、乳腺外科、形成外科)、整 形外科、耳鼻咽喉科、脳神経外科、泌尿器科

③すべての必修項目について目標を達成すること

臨床研修の到達目標を参考にしてください。

④臨床医としての適性があること

適正があるとは、安心、安全な医療の提供ができ、かつ、法令・規則が遵守できること  → プログラム責任者・各診療科指導医が総合的に判断します。

臨床研修の到達目標

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