血液内科
女性医師キャリア形成支援プログラム
血液内科は内科専門領域のひとつですが、単一臓器の検査と治療に終始する科ではなく、患者さんを総体として全身を診療する、「ザ・内科」です。一般に、血液内科医は患者さんを総体として診療する豊富な経験を有しており、内科学の本質が詰まった科です。診療では、体力や手先の器用さよりも、優しさと探究心、根気強さが大切です。腕力ではなく知性で勝負できるので、すでに女性医師が多くを占める欧米諸国だけでなく、最近では日本でも女性血液内科医が増えてきました。血液内科では、社会的役割がますます大きくなりつつある女性医師のキャリア形成と、妊娠、出産といった女性特有の事項とを両立できるように、全面的にバックアップしています。育児休暇明けの女性医師も勤務しており、子育てと専門医取得を両立するため、個別の実情に応じた無理のない勤務体制で研修を行っています。当直などについても、フレキシブルに対応しています。血液内科はアットホームな雰囲気の中、女性も男性も協力して生き生きと働ける環境を目指しています。血液内科医は全国的に求められておりますから、県外に転居する場合にも就職先に困ることはありませんが、新天地でも安心して仕事ができるように、丁寧なサポートをいたします。
血液内科とは
有名人が白血病やリンパ腫に罹患したニュースを目にすることもあろうと思います。血液疾患はしばしば急激な経過をとりますが、治療が奏功すると劇的に状態が改善し、病気が治癒してお元気に社会に復帰できるかたが多いです。血液内科は、全身かつ多岐にわたる病態を、広く深い医学的知識で解きほぐし、有効な治療戦略を組み立てます。さらには、医学・医療の進歩を第一線でふれながら診療上の問題を医学研究にダイレクトに結びつけてゆく、科学的臨床医としてやりがいのある分野です。直接に患者診療を通して得た新たな発見を医学誌に報告したものを症例報告とよびますが、真の意味で患者に学び、そして自分がみつけた新たな発見を未来の医療につなげる経験を数多くすることができるのも、血液内科ならではといえます。
こんな方に最適
- 診断から治療まで、一貫して患者さんを診てあげたい
- 単一臓器ではなく、全身を診る内科医師になりたい
- 腕力・体力もしくは手先には自信がないが、根気はある
- 実地診療で新しい発見をしたい
- 臨床に直結した研究をしたい
- 臨床に携わりたいが、病理学にも興味がある
- 血液と免疫を入れ替えるダイナミックな造血幹細胞移植に携わりたい
研修目標
単一臓器ではなく全身を診る内科医師として、研修終了時には一般内科医としての総合的考察力を身に付けたうえで、深い専門知識と優れた人格を有する医師となっていただくことを目標としています。診療では、血液・輸血・細菌検査室、病理診断部、放射線診断科、放射線治療科や、看護師や薬剤師といった多くのメディカル・スタッフと連携しますので、チーム医療を楽しく実践できます。
カンファレンス
- 病棟カンファレンス 火曜日 9:00
- 血液カンファレンスと教授回診 木曜日 15:00
※ カンファレンスは勤務時間内に行うようにしています。個別の症例の治療方針などの相談は対面に限らず、メールや電話も駆使して皆で柔軟に行っています。
※ 外来診療日は月曜日と木曜日です。血液専門外来だけでなく一般内科・総合診療的な紹介も多いので、幅広い知識を学ぶことができます。
スタッフ
小島 研介 | 教授・附属病院科長 |
砥谷 和人 | 病院准教授・医局長 |
佐伯 恭昌 | 講師・病棟医長 |
中村 真 | 助教・外来医長 |
小笠原史也 | 特任助教 |
江田 仁海 | 医員 |
事務連絡先
担当 : 川谷
電話 : 088-888-2920
ファックス : 088-888-2921
メール : im82★kochi-u.ac.jp
※ メールを送信する際は「★」を「@」に変換して送信してください。