検査部、輸血・細胞治療部
検査部、輸血・細胞治療部とは
検査部と輸血・細胞治療部の臨床業務に携わる臨床支援部門であり、あらゆる臨床科と協同し患者さんの診断・治療に必要な検査を行い、さらに輸血・細胞治療部では輸血や「細胞治療」に関わる業務を行います。臨床検査により得られる検査値は、患者さんに関する客観的なデータとして診療に欠かせないものであり、骨髄移植などの「細胞治療」としての発展が著しい輸血治療は現在の医療において重要性が高まるばかりです。患者さんの主治医を担当することはありませんが、検査部あるいは輸血・細胞治療部での研修によりあらゆる臨床科の患者さんの診療に直接・間接にかかわることができます。
スタッフ
▼検査部 | |||||
助教 | 岡﨑瑞穂(内分泌、糖尿病) |
▼輸血・細胞治療部 | |
講師 | 今村 潤(輸血・細胞治療、輸血学、血液学) |
こんな方に最適
- 専門科診療に復帰を考えて、その前に検査診断の基本を取り戻したい方
- 外科系診療科に復帰を考えて、検査診断や輸血について学びたい方
- 将来、開業を考えており、検査診断や輸血の基本的知識を学びたい方
- 検査診断や輸血・細胞治療について深く勉強・実践したい方
- 専門科診療への復帰ではなく、一般内科に転向を考えている方
- 学生や医療従事者の教育に従事したいので、医学教育の基本を身につけたい方
研修目標
- 臨床検査の重要性が概説でき、検査値を正しく解釈できる。
- 検査技師や看護師と協力して患者さんとの関係を築きつつ的確な検査が出来る。
- 病態に対する適切な輸血治療を選択し、輸血検査を正しく行うことができる。
- 骨髄移植・末梢血幹細胞移植など細胞治療の適応や手技を説明できる。
- 幹細胞の採取や細胞処理を正しく行うことができる。
- 他科の専門医との連携をはかり、よりよい医療を提供することができる。
- 地域の病院や施設、保健行政との連携をはかることができる。
- 院内の医療安全管理部門、感染対策チーム、創傷管理チーム、心肺蘇生チームなどとの連携をはかることができる。
- 学生や研修医の指導を通じて、自らの知識や技能の向上につとめることができる。
研修スケジュール
- 研修者のライフスタイルに合わせて、スケジュールを組むことができます。
- 検体検査実習・生理検査実習・輸血検査実習を中心とします。
- 自己血採血は月曜日・金曜日の午後行います。
- 骨髄・末梢血幹細胞採取および移植は不定期に実施されるため、それに合わせて研修します。
- 医療面接や身体診察、心肺蘇生法など、教育活動を行っています。
▼スケジュール 例 | |||||
時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
午前 | 検体検査実習 (採血) |
生理検査実習 | 輸血検査実習 | 自習 | 検体検査実習 (採血) |
午後 | 自己血採取実習 | 生理検査実習 | 自習 | 自習 | (休み) |
オプション
- 当検査部教員が行う外来での実習もできます。
- 総合診療部や病理診断部などとの研修を組むこともできます。
- プライマリケア研修のために、他の医療施設での研修についても相談に応じます。
勉強会
- 病院内の研修医対象の勉強会(症例に基づく臨床推論など)に参加できます。
事務連絡先
担当 : 今村 潤
電話 : 088-880-2425
メール : imamuraj★kochi-u.ac.jp
※ メールを送信する際は「★」を「@」に変換して送信してください。