アメリカ合衆国(30th LPSC)
1999年3月、NASAで行われる学会に出席するために、この地、アメリカ合衆国テキサス州ヒューストンを訪れました。3月だというのに、ヒューストンの日差しは眩しく、夏の陽気を思わせます。当然、道は右側通行。土地の使い方は非常に贅沢です。自転車道といい、緩衝帯といい。歩行者信号は、時間が短いので押しても無駄。高速道路を走るように速い車の合間を縫って逆側に行きます。昼だというのに人っ子一人歩いていません。さすが車社会。青く広い空が印象的です。
NASAの敷地内に入ると、大きなロケットが目に付きます。こんなものを宇宙に飛ばしていたアメリカってすごい国。見慣れない英語の説明を解読しています。
NASAの内部です。どうも学会に出席する人は、発表者を除き、みんなラフな服装のようです。
NASAの内部は撮影禁止だったらどうしようと思いつつ、誰も見ていないうちに1枚。やはり土地の使い方は贅沢。(ちなみに、発表の後、バッジ無しで入ろうとしたら、守衛に厳しく尋問されました。)
NASAのとなりにあるスペースセンターヒューストンです。
NASAは一般にはほとんど公開されていません。スペースセンターヒューストンは、NASAで何が行われているかを、市民に理解してもらうためのものです。映像が中心ですが、宇宙飛行士体験コーナーや、NASAの内部を回るツアーもあります。写真は、アポロ計画で持ち帰った月面試料を小さく分けるためのクリーンルームです。私の手元にある試料は、こうやって前処理されたのかと少し感激。
大阪への帰路。乗り継ぎの合間を利用して、サンフランシスコ市内を見学。お役所的に言えば視察ですか?さすが坂の町、坂にケーブルカーが良く映えます。サンフランシスコは小さくまとまっていて、観光地なので歩いている人も多いです。ちょっと安心。ヒューストンよりはだいぶ寒いですが、日本人好みの町です。建物は、坂の上にそのまま立てられています。日本のように削ったり、盛り土をして、水平な土地にしてはいません。
ケーブルカーで10分、その後歩いて10分。町の北にある波止場です。アルカトラズ島(監獄島)やゴールデンゲートブリッジが見えます。何とアザラシも生息しています。とりあえず良く寝ています。