タヒチ(ボラボラ)



今回の旅行の荷物は3台のカメラ、日焼け止めにサングラス。そう、タヒチでの国際会議に出席、ではなく、なんとハネムーンなのです。横には先日皆様に祝福していただいた花嫁の姿が。ハネムーンの候補地としては、オーストラリアやモルジブ、フィジーなどいろいろあったのですが、なんといっても高校生のころから耳元でタヒチに行きたいって言われ続けていましたからね。私個人としては昨年のタイに続く海外リゾート旅行、むっちゃ楽しみですが、大量の航空燃料を消費することを考えるとちょっとつらいところもあります(あまり深く考えないことにしましょう)。
今回は一週間の予定で、往路は成田空港からAir Tahiti Nuiでパペーテまで(週一便)。そこからは別の飛行機で目的地のボラボラ島へ。空港からはラグーンの中を船で中心地バイタペまで。ClubMed BoraBoraで##泊します。復路はパペーテまでは同様ですが、そこからはAir NewzealandでAuckland経由で成田空港に着きます。それでは、旅の思い出を徒然なるままに。
ボラボラの自然と環境
熱帯だけに、さぞかし暑いだろうと思っていましたが、はっきり言って名古屋より過ごしやすかったです。日焼け止めは欠かせませんが。毎日スコールがくるのですが、本当にドッときてピタッと終わるのでそこをはずして活動すればぜんぜん問題ありません。夜半のスコールの中、水平線に落ちる太い稲妻はなかなか幻想的でした。ボラボラ島は火山島に環礁が成長した典型的な海山ですが、そのシンボルとなる山の名前はオテマヌ山。島には一週道路がついていて、車なら2時間ぐらいで回れるでしょう。とにかく、われわれの南国の印象そのままです。エメラルドグリーンの海に、珊瑚の砂浜。椰子の葉の間からこぼれる陽射し。カラフルな色の魚たち。
食料品はほとんどがオーストラリアやニュージーランドからの輸入で、観光収入に依るところが大きいようです。最も印象に残っている食べ物といえば、パイナップルジュースでしょう。完熟したパイナップルを目の前で絞ってくれるのですが、この味は日本では決して味わえません。熱帯地域の人はあまり働かないといわれていますが、タヒチもそのようです。結婚式で郵便局が臨時休業だったりします。銀行もきちんと昼休みを取るし。日本もちょっとだけ見習ったほうがよいかも。
何と言ってもタヒチのいいところは、あのニョロニョロした生き物がいないんですよ、陸上には。あの生き物だけはどうも好きになれません。山に登るときも地質調査のときも常に警戒してます。海の中には猛毒を持った縞模様のやつがいますが、そいつは穏やかな気性ですから。突付かなければ問題なし。熱帯なのでやはり蚊は多いですが、さらにもっと小さい、黒い点のような虫が夕方には群がってきます。まぁ、これも時間の問題だけですね。もちろん熱帯魚は砂浜から見放題。いろんな種類のカラフルな魚たち。時々フグも顔を出したりして。あと印象に残っているのは現地スタッフが飼っている子猫。これがまた気ままで可愛いんですわ。いっつもカヤック艇留所でご主人様とともにお仕事をこなしております(まねき猫?)。
リゾート村
Bora BoraのClub Medリゾート村は、本当にハネムーンの人たち向けの、ゆっくり・ゆったりとした雰囲気があります。タヒチの公用語はフランス語(フランス自治領ですから)ですが、スタッフとは英語で通じ合えますし、日本人スタッフも常駐しています。通された部屋は海辺のコテージで、冷房設備もあるし、シャワーのみのことを除けば満足です。部屋の窓からはラグーンと白い珊瑚の砂浜を望めます。さすがに珊瑚礁の中だけあって、波は穏やかです。

リゾート村では全食事・全設備ともに無料です。おいしい食事に親切なスタッフ、なのに他のリゾート施設よりは低料金。主な設備としては、カッヤク・セイリング・ウインドサーフィン・シュノーケリングなどなど。他のClub Medリゾート村よりは設備は少ないですが、それを補って余りあるエメラルドグリーンの海があります。