四国は「付加帯」でできている．

付加帯とは沈み込み帯でできる特徴的な地質帯である．

四国の付加帯の南側は世界でも最も研究が進んだ付加帯で，四万十帯と呼ばれている．

四万十帯の研究から，沈み込みプレート境界の現象がきめ細かく理解できるようになった．また，沈み込みプレート境界の磁針断層が世界で初めて発見された．

沈み込みプレート境界地震を天然の物質を利用して研究する時代に突入した．どのような力が働いていたのか？どれくらい断層は強いのか？東北のようなことが南海トラフでもあったのか？といった疑問を，天然の岩石を使って明らかにしようとする．

橋本喜孝

高知大学理学部

准教授

【略歴】

1. 1.栃木県宇都宮出身
   

2. 2.北海道大学理学部地質学鉱物学科
   

3. 3.北海道大学大学院理学研究科　　　　　地球惑星科学科
   

4. 4.日本学術振興会特別研究員 DC2
   

5. 5.東京大学大学院理学系研究科　　　　　地球惑星科学専攻博士課程（理学博士）
   

6. 6.日本学術振興会特別研究員 PD
   

7. 7.高知大学理学部　助手
   

8. 8.高知大学理学部　准教授
   

9. 9.日本学術振興会海外特別研究員
   

10. 10.高知大学海洋コア総合研究センター准教
    

11. 11.高知大学教育研究部自然科学系理学部門　准教授