高知大学学務部入試課
〒780-8520
高知県高知市曙町二丁目5番1号 MAP
電話:088-844-8153
FAX:088-844-8147
E-mail:nys-web@kochi-u.ac.jp
担当教員と研究内容
GSコース長

森 勝伸・教授

総合科学系複合領域科学部門
理学専攻応用化学分野
理工学部化学生命理工学科


主な研究テーマ
1)クロマトグラフィーを利用した分離分析法の開発
2)廃材を利用した環境順応型材料の開発
3)光触媒材料を用いた水質浄化装置
4)北関東に降下した放射性セシウムの動態挙動
5)土壌中のヒ素及び重金属の溶出挙動

担当授業名 [大学院] 溶液反応化学特論
[学部] 分析化学I・分析化学II・電気分析化学

GS副コース長

恩田 歩武・講師

総合科学系複合領域科学部門
理学専攻応用化学分野
理工学部化学生命理工学科


触媒とバイオマス資源に関する研究を行っています。石油資源の枯渇や安定供給の問題を解決することを目指して、再生可能資源であるバイオマス資源から様々な石油化学製品やその代替品をつくるための、新規な固体触媒の研究です。もともと、固体触媒としてユニークな性質をもつ様々な無機材料の合成やそれら固体触媒の表面で起こる反応メカニズム解析などを行っており、そのような基礎的な研究手法をバイオマス変換触媒の研究に応用しています。

水熱化学実験所ホームページ

担当授業名 [大学院]触媒化学特論
[学部] 物理化学II・反応工学・無機・物理化学実験・物質の科学

GS学務委員

松本 健司・講師

総合科学系複合領域科学部門
理学専攻応用化学分野
理工学部化学生命理工学科


金属イオンと有機分子からなる錯体は、金属と有機分子の組み合わせによって様々な機能や性質を示します。このような錯体の特徴を生かし、微生物の鉄捕捉輸送化合物であるシデロフォアを利用した植物に対する鉄供給剤の開発、生体内における各種反応や物質輸送を検出するための発光プローブや有機EL用発光材料として利用可能なリン光発光性錯体の開発、および各種有用物質を効率良く合成するための高機能性錯体触媒の開発などを行っています。

担当授業名 [大学院] 配位化学特論
[学部] 無機化学演習・無機・物理化学実験・基礎化学実験I/II(1学期)・化学概論(1学期)・先端機器分析学I・物質の科学



和泉雅之・教授

総合科学系複合領域科学部門
理学専攻応用化学分野
理工学部化学生命理工学科


タンパク質はアミノ酸がつながった鎖です。この鎖は、折り畳まれて正しい三次元構造を取ることではじめて酵素などとして機能します。では、正しい三次元構造とは何でしょう?誰がどうやって決めるの?折り畳みに失敗したらどうするの?わからないことがいっぱいです。私の研究室では、有機合成化学のちからを使ってツールとなる人工的なタンパク質や糖鎖を創り、生命の不思議を探っていきます。
担当授業名 [大学院] 有機合成化学特論
[学部] ケミカルバイオロジー・生体分子機能工学・先端機器分析学II・科学者・技術者倫理・理工学英語ゼミナールI



津田 正史・教授

総合科学系複合領域科学部門
理学専攻生体機能物質工学講座
農林海洋科学部海洋資源科学科海洋生命科学コース


海洋性植物プランクトン、特に渦鞭毛藻が産生する新しい抗腫瘍性物質(抗がん剤になる可能性のある物質)の探索、機器分析学手法を使った化学構造の解析、生物活性評価を行うことで抗がん剤のリード化合物を発見する研究と、動的核偏極を用いた新しい生体内磁気共鳴イメージング(MRI)法の開発と医療応用に向けた研究を行っています。
担当授業名 [大学院] 活性天然有機分子特論
[学部]



渡辺 茂・教授

総合科学系複合領域科学部門
理学専攻応用化学分野
理工学部化学生命理工学科


大きさが数〜数十ナノメートル(1ナノメートル=10億分の1メートル)の金や銀の超微粒子(=コロイド)は、不思議なことに赤色や黄色に見えます。このような金属ナノ粒子をバイオセンサーとして応用する研究を行っています。例えば、糖鎖、タンパク質、DNAなど有用な生体分子を傷つけることなく、粒子の表面に結合させる化学修飾法を開発し、生体分子を結合させた粒子を病気の検査や診断および治療に利用できないか研究しています。化学はもちろんのこと、他分野との境界領域を切り開く研究活動を通じて、化学やその関連分野で活躍できる人材の育成をめざしています。

渡辺・波多野・仁子研究室ホームページ
担当授業名 [大学院] 機能物質化学特論

[学部]量子化学・光機能創成化学・有機材料化学・物質の科学




上田 忠治・教授

総合科学系複合領域科学部門
理学専攻物質変換科学講座
農林海洋科学部海洋資源科学科海底資源環境学コース


新しい金属錯体(ポリオキソメタレート錯体や金属サレン錯体等)の合成を行っています。それらの錯体が持つ様々な化学的性質のうち、特に電気化学的な酸化還元反応の性質について詳しく解析をしています。加えて、その生成反応機構の解析も行っています。これらの様々な解析を通じて、新しい分析法の開発や触媒への応用等へ展開を図っています。

上田研究室ホームページ

担当授業名 [大学院] 電気化学特論
[学部]



岡村 慶・教授

総合科学系複合領域科学部門
農林海洋科学部海洋資源科学科海底資源環境学コース
理学専攻 物質変換科学講座


海洋観測のための化学モニタリングツールの開発を行っています。マンガン・鉄などの重金属元素用には化学分析装置そのものを海水中に沈め海中にてサンプリングと分析を完了する現場型化学成分分析装を、硫化水素・pH・酸化還元電位用には耐圧・耐水加工を施した電気化学センサを開発しています。水深5,000m相当の圧力下での化学発光試薬や比色指示薬の挙動、電極電位の変化などを加圧試験水槽を用いて調べ、測定原理の開発も行っています。また作成したモニタリングツールを用いて、実際の海洋で海底熱水鉱床探査を実施しています。

岡村研究室ホームページ

担当授業名 [大学院] 水圏環境科学
[学部] 物質の科学



梶芳 浩二・准教授

総合科学系複合領域科学部門
理工学部化学生命理工学科
理学専攻 応用化学分野


エレクトロニクスやオプトエレクトロニクス分野のデバイスに応用される新規機能性無機材料の合成法とその物性評価について研究しています。具体的材料としては、主に酸化物結晶の強誘電体・焦電体・圧電体・半導体・電池材料・センサー材料などです。これらを微粒子・ナノチューブ・薄膜・バルクの各種形態で応用することをめざしています。一方、合成方法としては、水熱反応・電気化学反応・ゾルゲル反応を利用した方法で、環境に負荷の小さいソフト溶液プロセスをめざしています。

水熱化学実験所ホームページ

担当授業名 [大学院] 無機合成化学特講
[学部] 基礎物理化学・物理化学I・無機材料化学・物質の科学



島内 理恵・准教授

自然科学系理学部門
理学専攻物理科学分野
理工学部数学物理学科物理科学コース


新しいエネルギー技術を支えるセラミックス材料の合成と物性の研究を行っています。原子力発電に替わる発電技術として期待される固体電解質型燃料電や、電力需要ピークを平準化するための蓄電用NAS電池を実用化するためには、@高温で作動するA高いイオン伝導性を持つB緻密なセラミックスの開発が不可欠となります。私たちは固相反応法・水熱合成法により新規なイオン伝導性セラミックスの合成を行いその結晶構造・電気・熱・機械的物性を評価しています。特にその物性が生まれる機構や原理を調べる「真理の探究」の視点に重点をおいて、研究を進めています。

島内研究室ホームページ

担当授業名 [大学院] 現代物性化学特論
[学部] 物質の科学



中野 啓二・准教授

自然科学系理学部門
理学専攻生体機能物質工学講座
理工学部化学生命理工学科


遷移金属錯体の合成と遷移金属錯体触媒の開発

遷移金属錯体とは、遷移金属の周りに有機分子(配位子)が結合した化合物のことである。遷移金属錯体の性質は配位子によって大きく異なり、配位子の選択によって錯体の機能を制御することができる。新しい機能をもった物質の創成をめざして配位子を設計し様々な金属錯体を合成している。

有機合成において究極的には生成物に含まれない余分なものを加えることなく、また余分なものが生成しない反応が理想である。通常反応を起こさない分子に対して、ごく少量加えるだけで反応を促進させる触媒は理想に近い。遷移金属錯体は様々な反応において高い触媒作用をもつことが知られている。新しい錯体を用いてこれまでにない効率的な反応の開発を行っている。

中野研究室ホームページ

担当授業名 [大学院] 生物有機分子工学特論
[学部] 有機化学II・化学概論・基礎化学実験I/II(1学期)・物質の科学



永野 高志・講師

自然科学系理学部門
理学専攻応用化学分野
理工学部化学生命理工学科


安価で地球上に豊富に存在する金属(例えば鉄)を触媒に用いて、これまでに高価な貴金属触媒や有害な重金属を用いて行っていた有機合成反応を環境にやさしいプロセス(環境調和型反応)に置き換える研究を行っています。また最近では金属触媒ではない典型非金属元素の酸化還元特性を利用する新規触媒反応の開発にも重点的に取り組んでいます。

担当授業名 [大学院] 有機金属化学特論
[学部] 有機・高分子化学実験・有機化学演習・リスクマネジメント・理工学情報処理演習・先端機器分析学I・物質の科学



波多野 慎悟・講師

総合科学系複合領域科学部門
理学専攻応用化学分野
理工学部化学生命理工学科


両親媒性ブロック共重合体の合成と、その薄膜の自己組織化構造をテンプレートとして利用した高規則性金属ナノ粒子基板の作製を行っています。

金属ナノ粒子は様々な分光学的手法を介した分子センサーとしての応用が期待されています。金属ナノ粒子が規則的に配列している金属ナノ粒子基板では、分子センシング材料として重要な『再現性』が期待できるため、作製した高規則性金属ナノ粒子基板を用いた分子センシングに関する研究も行っています。

渡辺・波多野・仁子研究室ホームページ

担当授業名 [大学院] 機能材料化学特論
[学部] 基礎化学実験I/II(2学期)・化学生命理工学実験I・有機・高分子化学実験・高分子化学・先端機器分析学I・物質の科学



小崎 大輔・講師

総合科学系複合領域科学部門
理学専攻応用化学分野
理工学部化学生命理工学科


イオンクロマトグラフィーや高速液体クロマトグラフィーなどを用いた分析手法の開発を行っています。また、開発した手法の他分野(環境モニタリング、医療分野における診断法の開発、農薬分析及び前処理法の評価)での応用などについても積極的に行っています。具体例としては、東南アジア諸国(マレーシアやインドネシアなど)において、経済発展と連動する環境状態の悪化を、水環境を中心にイオンや重金属、有機物を指標としてモニタリングしています。

担当授業名 [大学院] 分離化学特論
[学部] 分析化学演習・化学生命理工学実験I・基礎化学実験I/II(2学期)・化学概論(2学期)



藤代 史・講師

自然科学系理学部門
理学専攻物理科学分野
理工学部数学物理学科物理科学コース


私の研究室では、環境・エネルギー関連の分野に応用可能な機能性セラミックス(特に酸化物)に関する研究を行っています。機能性セラミックスが示す優れた電気伝導特性や発光特性は、燃料電池や酸素透過膜、LEDなどの蛍光体等への応用が期待されています。また、化学反応を利用したCO2吸収セラミックスや酸素貯蔵能を有する機能性酸化物なども地球環境問題の観点から注目されています。これら機能性セラミックスが持つ様々な特性は、その物質を構成する元素と元素の結びつき、即ち、化学結合によって決定される結晶構造に大きく関係してきます。このような材料科学の視点から、環境・エネルギー関連分野での新しい機能性セラミックスの合成に挑戦し、その物性の評価及び起源の解明に取り組んでいます。

藤代研究室ホームページ

担当授業名 [大学院] 無機材料科学特論
[学部] 基礎化学実験I/II(2学期)、物理科学実験IB(理学部)、物理科学演習IB(理学部)



今村 和也・助教

総合科学系複合領域科学部門
理学専攻応用化学分野
理工学部化学生命理工学科


光触媒とは光を当てると電気が流れる(酸化還元反応が起こる)物質です。
わたしは太陽エネルギーをモノづくりに利用することを目指して、この光触媒作用を化学反応に利用する研究を行っています。 光触媒に当てる光源として太陽光を使用し、さらに(熱)触媒作用と組み合わせて太陽熱も利用することで、太陽エネルギーを余すことなく利用することができます。光触媒の物性が反応の活性・選択性を決めるので、沈殿法・ソルボサーマル法など、さまざまな方法で光触媒の物性をコントロールし、新しい反応への応用を目指しています。

水熱化学実験所ホームページ

担当授業名 [大学院] 光物質変換化学特論
[学部] 物理化学演習・無機・物理化学実験・基礎化学実験I/II(1学期)・理工学英語ゼミナールI・先端機器分析学I



仁子 陽輔・助教

総合科学系複合領域科学部門
理学専攻応用化学分野
理工学部化学生命理工学科


有機分子の中には光を発する「蛍光色素」と呼ばれるものがあり、それらは人々の病巣の発見と治癒、また病理機構の解明に役立つ「蛍光プローブ」として注目されています。 私たちは、有機合成・高分子合成を駆使し、特に「生体内を観察する」能力に優れた蛍光プローブの開発を目指して研究しています。1ナノメートル程度の小分子から、数十ナノメートルの超分子的なものを含めた様々な蛍光プローブを研究対象としています。
今後は、高知大学内の生命科学系研究室、また国内外の研究機関との共同研究も積極的に行っていく予定です。

渡辺・波多野・仁子研究室ホームページ

担当授業名 [大学院] 有機構造物性化学特論
[学部] 有機・高分子化学実験・先端機器分析学I・理工学英語ゼミナールI



越智 里香・助教

総合科学系複合領域科学部門
理学専攻応用化学分野
理工学部化学生命理工学科


複数の分子があつまって集合体(超分子)として振舞ったとき、個々の分子単独では見られない新たな性質や機能が発現することがあります。例えば、我々の体も様々な分子が集合することで高度な機能を発現する究極の超分子といえます。 私たちは、このような超分子の特徴を生かした新規機能性超分子材料の開発を試みています。特に生体分子である糖やアミノ酸を分子骨格として用いることで、酵素センサー・薬物担持体などのバイオ応用展開を目指しています。

担当授業名 [大学院] 超分子化学特論
[学部]化学生命理工学実験II・先端機器分析学II・理工学英語ゼミナールI



  Copyright (C) 2013 Kochi University. All Rights Reserved