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取組事例テーマ

地盤防災と地球温暖化対策を両立する新技術 ~丸太打設液状化対策&カーボンストック工法~

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(開発工法の施工例(高知市役所新庁舎、丸太使用本数:約13,500本))
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(開発工法の施工例(青森県八戸港館鼻岸壁、丸太使用本数:約8,600本))
取組概要

 切迫性の高い南海トラフを震源とする地震では、西日本の広い範囲で地盤の液状化が生じると予測され、その対応は喫緊の課題です。高知大学では、民間企業と共同で我が国の豊富な森林資源の活用と防災対策を両立される具体策として丸太を用いた液状化対策工法を提案し、建設事業を行いながら大気中の二酸化炭素を地中に貯蔵する新技術を確立し、技術の実用化と普及に取り組んできました。提案技術は、東日本大震災で液状化が生じた千葉県浦安市の地盤改良や高知市役所新庁舎建設工事、青森県八戸港耐震工事などに採用され、安心・安全で環境配慮型の工法が全国に広がっています。

今後の展開

 現在、提案技術の地盤改良効果や施工後の効果の持続性を、各種の実験や現地観測などから多角的に分析しています。防災先進県「こうち」から発信された環境配慮型の新技術のさらなる普及と定着を目指しています。

担当者
パートナーシップ
高知大学を含む産学連携チームによる取組
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