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黒田郡プロジェクト:歴史的な大規模自然災害の実態解明と防災教育

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総合研究センター海洋生物研究教育施設の調査船「ねぷちゅーん」による海底調査
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土佐清水市の小中高校生を対象に開催した自然災害記念碑のアウトリーチイベント
取組概要

 本プロジェクトは、高知県内に伝わる西暦684年の巨大南海地震(白鳳地震)で水没したとされる集落「黒田郡(くろだごおり)」の伝承を基に、高知県沿岸海底の調査を行い、「先人の教えを持続的な社会基盤構築の糧」とすべく、過去の自然災害の実体を見定め、成果の防災教育への活用を目指した取り組みです。これまでの研究では、伝承をもとに土佐清水市や須崎市沖の海底に沈む人工物を調査し、過去の地震津波・台風災害の記録解明、さらに海底遺物の研究から派生した取り組みで過去に大きな災害をもたらした地震・水害などの記録を刻む自然災害記念碑の情報をまとめた「災害記念碑デジタルアーカイブマップ」の公開、アウトリーチイベントの開催による防災教育活動を進めています。

今後の展開

 伝承をもとにした調査を広域的に継続実施し、高知県に限らない四国沿岸域で繰り返し発生した過去の大規模自然災害の空間的広がりや、その災害規模を明らかにすべく研究に邁進します。将来発生する巨大自然災害への警鐘、また過去の自然災害を学ぶための入り口として成果を活用するべく、研究に邁進します。

担当者
  • 講師
    谷川 亘
    高知大学 総合人間自然科学研究科
    高知大学 農林海洋科学部
  • 教授
    村山 雅史
    高知大学 教育研究部 総合科学系 複合領域科学部門
  • 教授
    山本 裕二
    高知大学 教育研究部 総合科学系 複合領域科学部門
  • 講師
    浦本 豪一郎
    高知大学 教育研究部 総合科学系 複合領域科学部門
  • 技術専門職員
    田中 幸記
    高知大学 総合研究センター海洋生物研究教育施設
    高知大学 研究国際部 研究推進課 研究推進係
パートナーシップ
高知コアセンター黒田郡研究チーム
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