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取組事例テーマ

地域社会の健康と安全と経済を考える未来計画研究会 <Super Regional Universityを目指して>

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図1. SDGs リフレーミング
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図2.自然資本と地域経済の接続イメージ
取組概要

 SDGs は、解決することが難しい環境・経済・社会問題を再設定(リフレーミング)することで、新たな社会経済的価値を生み出し、問題解決を図ろうとする手法としても捉えられる(図1)。具体的な例としては、女性差別等のジェンダー問題を民族、社会の問題として限定せず、国際社会の問題としてリフレーミングすることで、世界共通で解決すべき問題にしている。貧困も同様に個人や家族や地域社会の問題でなく、国際社会の問題にまで引き上げている。的確に課題を設定できれば、社会問題の半分は解決したようなものである。課題の設定がイノベーションの質を決めるからである。問題解決に社会全体が動き始めれば後は時間との戦いである。地域が抱える問題には難解な社会問題も多く、SDGsに倣い社会問題をリフレーミングすることで、新たな経済価値を生み出す手法がないか模索している。

今後の展開

 高知県は豊富な自然の恵みに満ち溢れている。しかしながら多くの場合、その経済的価値は認識されておらず、自然と経済の接続が重要となる(図2)。自然の恵みはある意味遅延価値である。このため失われて初めてその価値に気づくことになる。そう考えると、未来の住民である子供達を巻き込んだ議論や情報発信が重要と考える。未来の人々の健康と幸せを最大化するアプローチを探っていきたい。

担当者
  • 准教授
    松本 明
    高知大学 教育研究部 総合科学系 地域協働教育学部門
  • 特任准教授
    西本 博之
    高知大学 医学部附属病院 次世代医療創造センター
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