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取組事例テーマ

カンボジア・トンレサープ湖の漁業の持続可能な資源利用を考える

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トンレサープ湖の水上生活村
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トンレサープ湖の小規模漁業者(釣り)
取組概要

 カンボジアのトンレサープ湖は東南アジア最大の淡水湖です。トンレサープ湖の漁業資源は、乱獲、メコン河上流でのダム開発や農業開発などの影響を受けて減少してきており、限られた漁業資源を有効に使うための方策として、漁業者を組織した漁業コミュニティによる資源管理が進められています。しかし、カンボジアの漁業者数は60万人と多く、150種類以上の漁具が使用されていることから、管理は容易ではありません。更に、現行の資源管理制度では、漁業コミュニティには、排他的に漁場を利用する権利がない一方で、漁場や保護区の監視義務があること、普段利用する漁場と監視義務のある漁場が異なる場合も多いことから、漁業者にとっては負担が大きくなっています。本取組ではカンボジア水産局と協力し、各漁業コミュニティの活動内容の詳細や、どのような課題を抱えているのかを現地調査に基づき明らかにしています。

今後の展開

 現地調査や現行の漁業法などを踏まえ、漁業者の生活や資源管理の状況を改善するためにはどのような仕組みや制度が必要か考えていきます。

担当者
up矢印