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持続的なカツオの利用を目指した産学官の交流の場 ~日本カツオ学会~

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全国各地のカツオ漁の現場の声を聴く「カツオフォーラム」(計11回)
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カツオに関する調査研究を報告する「カツオセミナー」(開催地:東京海洋大学)
取組概要

 高知県はカツオを県魚と制定し、「土佐の一本釣り」と名高いように一尾ずつ丁寧に釣り上げる伝統漁法が知られています。一本釣りの利点として、大型巻き網と違って群れを獲り尽くすことがないため、持続可能な漁法として再評価されています。

 カツオは、熱帯域から日本近海まで広く分布し、多くの国が漁獲していますが、日本近海への詳細な来遊メカニズムは未解明な状況です。近年、日本近海への来遊が減少しているとの懸念の声が各地のカツオ漁業者から聞かれ、各種の情報交換を図る場が求められていました。特に、カツオ一本釣りの町である高知県黒潮町にとって資源量の減少は重要問題であることから、高知大学と黒潮町の連携事業として「日本カツオ学会」を設立しました。学会を場として、全国のカツオに関わる漁業者や自治体、企業が集い、調査研究や協働を図ることを目的に様々な企画を推進しています。

今後の展開

 2021年に学会設立10周年を迎え、これまでの足跡を記した10年史に全国各地の市町村からカツオのまちの状況を執筆いただきました。今後もカツオが繋ぐネットワークを維持・拡大し、水産振興・地域活性化・消費拡大に寄与したいと考えています。

担当者
  • 准教授
    吉用 武史
    高知大学 教育研究部 総合科学系 地域協働教育学部門
    高知大学 次世代地域創造センター
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