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取組事例テーマ

難治性癌に対する高知発の夢の遺伝子治療の開発

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SOCS3遺伝子を癌細胞内に導入する画期的な遺伝子治療の開発を実施中
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高知大学、がんセンター東病院、神戸大学、大阪大学による最先端の遺伝子治療の開発
取組概要

 悪性胸膜中皮腫などの難治性腫瘍は有効な治療法が確立されていないため、新規治療法の確立が必要とされています。近年、慢性炎症を起点とするサイトカインシグナル伝達の過剰な活性化が発癌や癌の増殖亢進と深く関与することが明らかとなってきており、治療標的として注目を集めています。本取組では、JAK/STATシグナル伝達経路の負の抑制分子として研究代表者が単離したsuppressor of cytokine signaling (SOCS)をアデノウイルスベクターに組み込んだAdSOCS3を用いた新規遺伝子治療を悪性胸膜中皮腫など難治性癌に対して実用化する研究を行っています。これまでに、AdSOCS3の非臨床試験を実施済みです。現在、悪性胸膜中皮腫に対するAdSOCS3を用いた医師主導治験をがんセンター東病院、神戸大学、大阪大学と共同研究することで取り組んでいます。本研究は悪性胸膜中皮腫など有効な治療法が確立されていない様々な難治性癌に対する画期的な治療法を提供できるため、高知県の医療の質の向上につながるものと考えられます。

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