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取組事例テーマ

機械学習による中退者判定器を用いた中退予防のための相談支援システム

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研究の概略図
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優秀ラーニングテクノロジー賞を受賞
取組概要

 近年、大学中退の問題が注目を集めている。中退後の学生は、非正規就業者、もしくは無就業者が80%を超え、休学者や留年者と同様に自殺のリスクが高いと言われている。そこで、学生と教員の相談コミュニケーションを促進することで学生満足度を高め、中退を予防するシステムの開発を目指す。本システムは、学生のTwitterタイムラインを監視して中退しそうな傾向にあるかを判定し、中退しそうであると判定された学生に対して相談室等へ悩み相談をするように促す通知を送ることができる。通常の学生のツイートや中退した学生のツイートを収集し、機械学習を行うことで作成した中退者判定器は、約75%の正解率で中退者を判定することができた。なお、本研究のアイデアは、ラーニング・イノベーショングランプリ2016にて優秀ラーニングテクノロジー賞を受賞した。

今後の展開

 学生のSNSの利用状況のみならず、オンライン授業の学習履歴等を利用し、学生のモチベーション低下を早い段階で検知して相談コミュニケーションの促進を支援するシステムへと発展させていきたい。


担当者
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