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取組事例テーマ

協定校間遠隔日本語ピア・ラーニング授業の構築 ―日中韓台の学生を繋ぐ主体的な学びの場の形成―

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遠隔ピア・ラーニング授業概略図
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遠隔ピア・ラーニング授業風景
取組概要

 高知大学グローバル教育支援センターが開講している日本語総合コースの授業カリキュラム内において、学内の教員に協力を仰ぎ、協定校の明知大学校(韓国)や安徽大学(中国)、常州大学(中国)などとSkypeやLINE等を活用して遠隔授業を2005年より行っている。本取組みは、協定校に対しては日本語ネイティブ教員による質の高い授業を提供するとともに高知大学の授業の様子を直接体験してもらうことにより、高知大学への留学を促す効果があった。一方、高知大学に留学している留学生にとっても日本社会・文化の専門的な授業を協定校の学生と受講することで日本に対する理解が深まるとともに、各国の日本語学習者との意見交換によりグローバルな視点を獲得することに役立った。さらに、日本語教育を副専攻として学習している日本人学生も授業に参加し、学習指導のチューターとしての役割を果たすとともに日本語教育に関する実践的な能力を養った。遠隔授業は、通常の授業スタイルと異なるため、受講生の授業を受ける際のモチベーションが通常時より高まり、主体的に授業に取り組む姿勢が見られた。

今後の展開

 今後の大学教育において対面教育に加え、オンライン教育を組み合わせた形式であるハイブリッド型授業が幅広く行われる可能性が考えられる。大学教育の国際化を推進するためにも、日本と海外の協定校を繋ぐ遠隔授業の実践研究を引き続き実施していきたい。

担当者
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