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取組事例テーマ

高知県産農産物・植物の高付加価値化

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寿命曲線:シシトウに顕著な抗老化活性
取組概要

 高知県は日本で有数の日照時間があり、抗酸化能力の高い作物が収穫できる。抗酸化物質の中には、老化を抑制する活性を有することが期待される。老化抑制効果を寿命が一か月弱の線虫で評価し、県産農作物の付加価値の高い用途を見出す。線虫モデルを利用した寿命&活力評価を高知県産農産物に適用し、ポジティブな結果を示した農産物における遺伝子発現解析によるメカニズムの解明、及び有効成分の解明に取り組んだ。

現在シシトウについて、よい再現性が得られたので、マイクロアレイ解析を行った結果、長寿をもたらすメカニズムが推定され、ヒト皮膚細胞でも確認したところ、メカニズム仮説が証明された。

2021年6月に高知大学から特許出願。


今後の展開

 シシトウの有効成分候補を調べ、ヒト細胞で確かめた結果、有効成分が特定できた。

2022年12月19日 出願公開 特開2022-187468

有効成分が多く含まれる品種、栽培方法等を研究中。


担当者
  • 特任教授
    富 裕孝
    高知大学 次世代地域創造センター(土佐FBC)
  • 特任研究員
    白石 怜香
    高知大学 次世代地域創造センター(土佐FBC)
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