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取組事例テーマ

AIを活用した食品の安全確保・品質管理技術 ~光センシング技術とAI技術の融合~

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①ESC「すり替え防止ステルスコード」の暗号化可食成分の食肉表面への埋込み
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②光センシングとAIを組み合わせた食品混入異物の検出・推定システム
取組概要

 食品の安全・安心を確保する目的で、これまでに、①「食品の流通時の真贋判定技術」②「食品への異物検出技術」を、光センシングとAI(ニューラル・ネットワーク)を組み合わせた手法により研究してきた。このうち①は、食品の流通過程でのすり替え偽装を防止するものである。厚生労働省の科学研究費補助金(食品の安全確保推進研究事業、平成24年度~平成26年度、単独代表)で実施したもので、可食物質による暗号コードを作成して、これを流通する肉の表面に埋め込み、光センシングでコードの内容を「可視化・復号」するという、「異物検出技術を逆手にとった」流通管理技術である。②では、食品の内部に混入した異物に対して光を照射し、その反射光に含まれる近赤外領域のスペクトルから、ニューラル・ネットワークを活用して異物固有の特徴を検出して、異物混入の有無や、その種類(非金属異物、生物異物)を推定する技術である。

今後の展開

 今後、紫外光、可視光、近赤外光、中赤外光などの多様な光によるセンシング手法と最新のAI手法を組み合わせて、非接触非破壊で食品の安全・安心と品質管理を行う技術を開拓する。

担当者
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