文部科学省特別経費プロジェクト

海洋性藻類を中心とした
地域バイオマスリファイナリーの実現に向けた新技術の創出

プロジェクトについて

 安全で持続可能な低炭素社会を実現する上で、再生可能なバイオマス資源の利活用技術の創出は、極めて重要です。日本は海に囲まれており、高知県も温暖で長い海岸線沿いをもちます。東南アジアなどの近隣諸国も同様です。これらの地域において、海洋性藻類は、陸上植物と比べて、成長速度およびCO2吸収効率がはるかに高い種が多いです。しかし、バイオマス資源利用の技術開発は陸上植物が優先しており,藻類は未だに育成過程や変換過程に問題を有します。ところで、高知県の地域的特性のもう1つの面は、森林が多いこと(全土の約84%)です。H27年には、未利用材による木質バイオマス発電が県内2か所で本格始動しました。木質ペレット利用は、有機資源を余すところなく使うことが特徴であり、社会的には山間地域活性化への期待が大きい。しかし、そこから数重量%排出されるバイオマス燃焼灰は産廃となり、その処理方法が喫緊の地域課題です。このような背景のもと、本プロジェクトでは、藻類バイオマスの育成、その高度利活用およびバイオマス残渣の再資源化に取り組います。そして、地域イノベーションの創出をめざし、また、高知発の新技術・プロセスを世界に向けて発信することを目的とします。


新着情報

  • 2016.1.4 更新
  • 本プロジェクトの足立真佐雄教授が、角野研究員らとともに行った珪藻感染性ウイルス由来の新奇プロモーターの性質に関する研究成果が、Nature Publishing Groupが刊行する学際的電子ジャーナル「Scientific Reports」に2015年12月22日(火)に掲載されました。
    また、本研究成果は、国内特許2件ならびに外国特許5件の取得にも繋がっております。
    【発表論文】
    雑誌名:「Scientific Reports」
    論文タイトル:Characterization of marine diatom-infecting virus promoters in the model diatom Phaeodactylum tricornutum
    著者: T. Kadono, A. Miyagawa-Yamaguchi, N. Kira, Y. Tomaru, T. Okami, T. Yoshimatsu, L. Hou, T. Ohama, K. Fukunaga, M. Okauchi, H. Yamaguchi, K. Ohnishi, A. Falciatore & M. Adachi
    URL: http://www.nature.com/articles/srep18708, DOI番号:10.1038/srep18708
  • 2015.9.30 (講演会の予告)
  • 第3回プロジェクト講演会(第43回 高知大学アカデミアセミナー)
    -バイオマスリファイナリーの最先端研究-

    開催日時:平成27年11月27日(金)13:30-17:10
    場所:高知大学農学部図書館及び講義室棟5-1教室(物部キャンパス)
    プログラム
    13:30 太田 ゆかり(JAMSTEC)
    「海洋性バクテリアの陸域バイオマス代謝」
    14:25 野中 寛(三重大学)
    「リグニンを生かす木質バイオマスリファイナリー技術」
    15:25 神田 英輝(名古屋大学)
    「両親媒性液化有機ガスによる湿潤藻類からの油脂の直接抽出」
    16:15 北岡 卓也(九州大学)
    「ナノセルロースが主役のマテリアル新機能創発」
    *講演会後、17:15から生協食堂にて意見交換の交流会を行います。こちらもぜひご参加ください。
  • 2015.4.30
  • 第42回高知大学アカデミアセミナー開催
    高知からのバイオマスリファイナリーの実現を目指して
    -海洋と森林のバイオマス資源の持続的な利活用に向けた研究分野横断的な取り組み-

    小野田勝(高知県)、大野正夫(高知大名誉教授)、椿俊太郎(東工大)、大西浩平(高知大)、富永明(高知大)、平岡雅規 (高知大)
    日時:平成27年4月30日 14:30~
    場所:朝倉キャンパス総合情報センター(図書館)6F メディアホール
お問い合わせ

〒780-8520
高知県高知市曙町2丁目5番1号
高知大学理学部附属
水熱化学実験所

恩田 歩武

TEL:088-844-8353

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