高知大学医学部附属
医学情報センター
Center of Medical Information Science

中国四国医療情報学研究会 若手研究奨励賞受賞

 






 当センター先端医療学コース所属(メディカルデータマイニング研究班)の医学科3年生 塩谷 真奈さんが、2022年3月にオンライン開催された第48回中国四国医療情報学研究会において行った口演発表、「Real World Dataの網羅的解析によるアルツハイマー型認知症の新たな発症危険因子や発症抑制因子の探索と検証」が若手研究奨励賞に選ばれ、表彰されました。



 中国四国医療情報学研究会は50人以上の参加者がある医療情報学分野の中国四国地方研究会であり、「若手研究奨励賞」は学生による筆頭演者の発表演題の中から特に優れた演題にのみ授与される賞です。大学院生(社会人大学院生含む)の発表も審査対象に含まれ、かつ絶対基準により評価されますので、学部学生が受賞したというのは快挙と言えます。



 受賞した発表では、本学医学部の匿名化研究用データベースに38年間蓄積された膨大なデータを用いて、アルツハイマー型認知症の発症危険因子や発症抑制因子を、病名や血液検査結果、処方薬剤等から関係性を網羅的に探索し、グリチルリチン酸による発症抑制の可能性を示すことができました。まさに網羅的探索(=データマイニング)による仮説の抽出、および統計学的手法を用いた検証という、メディカルデータマイニング研究班の研究プロセスそのものを体現した研究といえます。



 塩谷さん、おめでとうございます!



 ※ 受賞式は医学情報センター内実習室にて、各種感染対策を講じた上、実施いたしました。










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