高知大学医学部附属
医学情報センター
Center of Medical Information Science

奥原 義保教授・センター長 ご退任

 


 2022年3月末日をもちまして、奥原義保教授・センター長がご退任されました。新型コロナウイルス感染症による活動制限ならびに感染拡大防止のため、一堂に会しての祝賀会はかないませんでしたが、記念品の贈呈などの式典をささやかながら関係者のみで執り行いました。



 奥原センター長は、1991(平成3)年に医学情報センターに着任以来、高知医科大学(現高知大学医学部)附属病院の総合医療情報システムIMISの開発・運用にご尽力されました。当時は医療情報学分野においても、オーダリングシステムをはじめとする医療情報システム開発の黎明期であり、その時代を支えた先生の1人でもあります。



 2007年にセンター長として就任以降は、医学科生・大学院生に対する教育ならびに研究活動を、情報の利活用という観点からより一層充実したものに発展されました。特に、附属病院開院当初から蓄積されているオーダリング情報等から構成される、本学医学部独自の大規模データベースを用いたデータマイニング的アプローチによる医学研究のプロセスを確立されました。これは、現在さかんに実施されているデータ駆動型研究のプロセスそのものであり、医学情報センターが先駆的に実施していた分野と言っても過言ではないでしょう。他にも奥原センター長は様々な部分にて医学情報センターの発展にご尽力され、医学情報センターの存在感ならびに存在意義を内外に広く発信することにご貢献されました。長い間、本当にお疲れ様でした。



 なお、4月からは引き続き医学情報センターの特任シニアプロフェッサー(特任教授)として、教育および研究分野に関与していただくこととなりますので、これからもご教授賜ることも多いかと思います。今後ともよろしくお願いいたします。



 ※ 式典は医学情報センター内会議室にて、各種感染対策を講じた上、実施いたしました。










ニュースへ戻る