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純水システムについて


純水ご利用に際しての注意点 !重要!

  1. 連続で1時間以上コックを開いたまま採取することは避けて下さい。特にコックをわずかに開いた状態を長時間続けた場合、使用量を正しく検知出来ない可能性があります。

      ※やむを得ない事情で連続1時間以上採水を行う場合は必ず事前に機器施設までお申し出下さい。

  2. 再精製装置(ミリQ等)の漏水等異常が生じたら、直ちに実験実習機器施設もしくは取扱業者にご連絡下さい。
  3. コックを閉めても水漏れするなどごく軽微な異常であっても直ちに機器施設職員までご連絡下さい。

純水中のエンドトキシンについて

実験実習機器施設では、高純度の水を各教室に供給しております。これは逆浸透膜、イオン交換樹脂などを用いた方式で化学的にはたいへん純度の高い精製水が供給できています。

しかし、塩素等を除くことにより、わずかながらの細菌が増殖し、その菌から毒素 エンドトキシンが生じています。検査結果でも上記精製水には有意なエンドトキシン活性 が検出されました(>5ng/ml)。また、数教室の協力により、蒸留した水を溜める方式の蒸留水について検査した結果も同様にエンドトキシンが検出されました。精製水を更 にMilli-Qに通した場合、エンドトキシンは0.1ng/ml以下となりました。

Millipore社では限外濾過膜方式のカートリッジ(CDUF121SP)をエンドトキシン除去 に薦めております。このエンドトキシンは培養細胞などには毒性を発揮する可能性があり ます。そこで、培養細胞などに純水を利用したい場合には、このカートリッジをお薦めします。

純水製造システムについて

純水タンク

本学における実験用純水はオルガノ社製品を主として構成し、屋上にある純水製造室で中央製造し終端開口方式で各教室に供給されている。製造方法は、まず水道水をφ5μmのプレフィルターと活性炭フィルターでろ過・脱塩素し、電気脱塩式純水装置(スーパーデザリナー SDA-0100)に送られる。この装置で超純水に近い水を製造し、内部タンクと外部タンク(1000リットル)に貯留される。この水が一旦タンクに貯留されると空気中のCO2を溶解し電導度は 5~10倍に上がる。 そこで、タンク内の純水を別経路のイオン交換樹脂カートリッジを通して循環し、電導度をできるだけ低く抑えていて、その結果各教室に供給されている水の電導度は、0.5μS/cm以下におさまっている(長期不使用時を除く)。 しかし、配管中の微生物の増殖によりエンドトキシンの存在が確認されており、 培養水の調整には、限外濾過膜方式でエンドトキシンの除去をお薦めしている。

 スーパーデザリナーは、逆浸透純水製造装置と電気で樹脂再生する高性能EDIスタック等で構成され、水道水から超純水に近い水を連続的に採水可能な装置である。


※その他詳細については、実験実習機器施設事務室までご連絡下さい(内線22890/E-mail:src1◎kochi-u.ac.jp)

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