内容 業績 学位 Research

その他


○PK-PDに基づく抗MRSA薬の適正使用に関する研究

メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)感染症の治療には、バンコマイシン、テイコプラニン、アルベカシンといった薬が用いられる。これらの抗MRSA薬を使用する時は、薬物の血中濃度を測定し、薬剤部で、患者さんに最適な投与設計を行っている。 薬の効き目は、患者さんに感染したMRSA毎、感染部位によって異なるため、患者さん毎の投与設計が重要である。また、投与量が多すぎると副作用が起こりやすくなり、投与量や投与間隔など調節が必要になる。抗MRSA薬の血中濃度をもとに、PK-PDに基づいた調査を行い、抗MRSA薬の有効性と副作用の観点から検討を行っている。


○医療情報に基づく研究

当院では、開院以来の電子化医療データが蓄積されている。これらのデータは、診療に利用されるだけでなく多数の症例の横断的な解析に基づく医学研究において様々な切り口からの解析が可能である。このような、長期間に蓄積されたデータの活用による、医薬品の使用動向や医薬品の適正使用など膨大なデータを利用し、研究を行っている。

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