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2018年度「動物分類学」で使用したパワーポイントファイルのPDF(更新日: 2018/07/06)
1) 20180419_animal_taxonomy01.pdf (4.3MB), 20180419_Gorilla_Glossanodon.pdf (483KB)
2) 20180426_animal_taxonomy02.pdf (2.2MB)
3) 20180510_animal_taxonomy03.pdf (3.3MB), 20180510_Ipnops_meadi.pdf (1.3MB)
4) 20180517_animal_taxonomy04.pdf (1.3MB), 20180517_Malacosteus_niger.pdf (328KB)
5) 20180524_animal_taxonomy05.pdf (2.5MB), 20180524_Gargariscus_prionocephalus.pdf (180KB)
6) 20180607_animal_taxonomy0502.pdf (356KB), 20180607_animal_taxonomy06.pdf (2.8MB)
7) 20180621_Myrichthys_colubrinus.pdf (381KB)
8) 20180628_animal_taxonomy0701.pdf (1.5MB), 20180628_animal_taxonomy0702.pdf (5.9MB)
 20180628_Hymenocephalus_yamasakiorum.pdf (647KB)
9) 20180705_animal_taxonomy0801.pdf (4.7MB), 20180705_animal_taxonomy0802.pdf (1.5MB)
 20180705_Paraulopus_oblongus.pdf (1.2MB)

ニシン亜目の4種の学名(P. 5–6)
マイワシ Sardinops melanostictus (Temminck and Schlegel, 1846) 「Fauna Japonica. Pisces」の原記載の図版 
*属名(女性)は(ラテン語)Saldina属の容貌の,種小名は(ギリシャ語)黒い斑点のある
カタクチイワシ Engraulis japonicus Temminck and Schlegel, 1846 「Fauna Japonica. Pisces」の原記載の図版 
*属名(女性)は(ギ)魚の一種,種小名は(ラ)日本の.
ウルメイワシ Etrumeus teres (Dekey, 1842)
*属名(男性)は(ギ)etron 腹部+(ラ)rumen 咽喉,種小名は(ラ)楕円形の.
ニシン Culpea pallasii Valenciennes, 1847
*属名(女性)は小さな淡水魚の意味,種小名はドイツの博物学者 Peter Simon Pallace (1741–1811)に因む

サケ属の学名について (テキストの P. 10)
*サケ属 Oncorhynchus Suckely, 1861 (*Salmo タイセイヨウサケ属の亜属として設立、現在は独立属)
性:男性  *属には男性,中性,女性があり,属の性によって種小名の語尾が変化する場合がある (Salmoも男性)
読み:オンコリンクス
意味:ギリシャ語(ギ)onkos で“やじり”,または重み,威信+(ギ)rhynchos 嘴.*成熟オスの“鼻曲がり”に因む
サケ Oncorhynchus keta (Walbaum, 1792) オンコリンクス・ケタ  意味:カムチャッカでのこの種の名称
ギンザケ O. kisutch (Walbaum, 1792) オンコリンクス・キスッチ 意味:アラスカとカムチャッカでのこの種の名称
カラフトマス O. gorbuscha (Walbaum, 1792) オンコリンクス・ゴルブッシャ 意味:アラスカでのこの種のロシア名
マスノスケ O. tschawyscha (Walbaum, 1792) オンコリンクス・チャウィッチャ 意味:アラスカとカムチャッカでのこの種の名称

参考文献
中坊徹次・平嶋義宏.2015.日本産 魚類全種の学名 語源と解説.東海大学出版会,秦野.372pp.
リンク
日本動物誌 魚類 Fauna Japonica. Pisces. 」(京都大学図書館内)


2018年度 レポート課題
下記のキーワードのうち2つを選んで,それぞれについてまとめて下さい.どのような切り口でもかまいませんが,各自のレポート内容に適したタイトルを付けること.レポート課題は2つ提出し,各20点満点.締切の日時は下記の通りです.

1)学術標本,2)動物の学名と国際動物命名規約,3)自然史博物館,4)DNAバーコーディング,5)分岐分類と進化分類,6)和名

課題 1.6月7日(木)17時締切
課題 2.7月26日(木)17時締切
提出先 講義後に提出か理工学部1号館225室ドア横のボックス

各自で上記2つの内容に沿った適切な題目を付けること.
様式 A4用紙1枚の表裏(両面印刷か2枚を糊で張合わせ,ホッチキス留めは不可)の2ページ分のスペースにまとめる(2,000字まで).文字サイズは12,1ページの行数は32,表紙は付けない.最初にタイトル,学生番号と氏名を書く,末尾に参考文献と参考ウェッブページのリストをつける.参考文献は,著者のアルファベット順に並べ,それぞれ著者名,出版年[必ず西暦],題目,雑誌の場合は巻号とページ[20巻3号の10-15ページであれば, 20(3): 10–15.],単行本は出版社名(印刷会社ではない)と所在地,総ページ数を書くこと. 例えば,下記の通り.

参考文献 *書籍は2つ以上見ること
松浦啓一.2009.動物分類学.東京大学出版会,東京.139pp.
馬渡峻輔.2006.図解生物学30講 動物編2動物分類学30講.朝倉書店,東京.178pp.
中野隆文.2018.あなたの電子出版物は適格?−2012年9月の規約改正を今一度振り返る−.タクサ・日本動物分類学会誌,(44): 64–68. *これは44号で巻は無し
参照Webサイト
Web作成者「Webサイトのタイトル」URL......... (参照 2018-05-25)

本や雑誌の丸写し,Webページのコピペはせず,自分の文章でまとめること.丸写しやコピペのレポートは提出しても0点の場合があります.また,レポート様式の不備は減点します(表紙付きやホッチキス留め, B5用紙).
*課題1と2を1つのレポートの表裏としない(文章量が足りません).図や表を含めてもかまいません.遠藤


大学の博物館
1) 北海道大学総合博物館
2) 東北大学総合学術博物館 
3) 東京大学総合研究博物館 
4) 名古屋大学博物館 
5) 京都大学総合博物館 
6) 大阪大学総合学術博物館 
7) 広島大学総合博物館 
8) 九州大学総合研究博物館 
9) 鹿児島大学総合研究博物館 


*2015年「動物分類学」授業改善支援プログラム MSF(アクションプランと受講生への要望 2015.6.4)



沖縄での9th Indo-Pacific Fish Conference (6/24-28)の後,東京上野の国立科学博物館で行われたSymposium on Systematics and Diversity of Fishes (7/6)の懇親会.左:遠藤,中央:G. David Johnson博士(米国,スミソニアン自然史博物館),右:Marcelo R. Melo博士(ブラジル,サンパウロ大学).Johnson博士は,下記のクジラウオ科とムカシウナギの論文の第一著者です.

【トピックス】

1) クジラウオ類3科が1科に Johnson et al. (2009) Biology Letters
 深海−漆黒のフロンティアを拓く 第3回『深海』に生きる(自然と科学の情報誌 ミルシル,2010年 Vo. 3, No. 3)
 *国立科学博物館発行の会員通信

2) パラオで発見されたムカシウナギ Johnson et al. (2011) Proceedings of the Royal Society B, Biological Science
*Youtubeの動画:パラオのムカシウナギ,撮影:坂上治郎氏
 当初,ウェッブ版の論文では新科新属新種 Protoanguilla palau (Protoanguillidae)とされたが (Johnson et al., 2011),同綴りの属名はすでに化石属に先取されていた.そのことに気が付いた著者らは,プリント版の論文(冊子体)で属名 Protanguilla と科名 Protanguillidae ともに二番目の“o”を削除した (Johnson et al., 2012).この論文が最初に電子出版された時点での学名は,国際命名規約上有効ではなかったが,その後の混乱を招く行為である.この重要な訂正は,冊子体の論文のどこにも触れられていない(もちろん冊子体の学名が有効だからであるが,ウェッブ版も訂正された).そのため, 現在インターネット上には“Protoanguilla palau”と Protanguilla palau の両方の学名が存在している.この重要な訂正については,Catalog of Fishesのデータベースで言及されている(下記を参照).

Johnon, G. D, H. Ida, J. Sakaue, T. Sado, T. Asahida and M. Miya. 2011. A 'living fossil' eel (Anguilliformes: Protoanguillidae, fam. nov.) from an undersea cave in Palau. doi:10.1098/rspb.2011.1289. Published online 17 August 2001 in advance of the print journal.

Johnon, G. D, H. Ida, J. Sakaue, T. Sado, T. Asahida and M. Miya. 2012. A 'living fossil' eel (Anguilliformes: Protanguillidae, fam. nov.) from an undersea cave in Palau. Proc. R. Soc. B, 279: 934-943. *プリント版は翌年に出版された.

* Catalog of fishes のデータベースより

属の検索結果
Protanguilla
Johnson [G. D.], Ida [H.] & Miya [M.] in Johnson et al. 2011:3 [ref. 31476]. Fem. Protanguilla palau Johnson, Ida & Sakaue 2011. Type by original designation (also monotypic). Appeared first as Protoanguilla in electronic version (not nomenclaturally available, also would have been preoccupied) name changed to Protanguilla in hard copy version. Name changed because Protoanguilla is preoccupied in fossil eels. •Valid as Protanguilla Johnson, Ida & Miya 2011. Current status: Valid as Protanguilla Johnson, Ida & Miya 2011. Protanguillidae.
Protoanguilla See Protanguilla. Protanguillidae.

種の検索結果
palau, Protanguilla Johnson [G. D.], Ida [H.] & Sakaue [J.] in Johnson et al. 2011:3, Figs. 1-4 [Proceedings of the Royal Society B: Biological Sciences; ref. 31476] Underwater cave, western fringing reef of Ngemelis Island, Palau, depth 35 meters. Holotype: NSMT-P 98249. Paratypes: CBM-ZF 12278 (1), 12279 (1); FSKU-P24231(1), P24232 (1); NSMT-P 98250 (1); USNM 396016 (2), 396051 (1), 396052 (1). Genus appeared first as Protoanguilla in electronic version (not nomenclaturally available, not enough copies distributed) name changed to Protanguilla in hard copy version (established in 2011). •Valid as Protanguilla palau Johnson, Ida & Sakaue 2011. Current status: Valid as Protanguilla palau Johnson, Ida & Sakaue 2011. Protanguillidae. Distribution: Palau. Habitat: marine.

**論文の著者名と命名者が一緒ではないことに注意
***印刷された冊子体(下記の右上)の出版年が 2012年となっているため,国際動物命名規約に従うと Protanguilla Johnson, Ida and Miya, 2012, Protanguilla palau Johnson, Ida and Sakaue, 2012である.



最初に電子出版された論文