博物館ホーム魚研ホームメンバー無脊椎動物学と動物の進化の情報ページ


「動物分類学」の情報ページ (更新日2017/07/18) ★講義PDFと過去の試験問題へのリンクは一番下にあります.


リュウグウノツカイ Regalecus russelii (Cuvier, 1816) (アカマンボウ目リュウグウノツカイ科) 写真1 写真2
BSKU 39999,394+ cm TL, neotype(ネオタイプ), 1984年8月24日,土佐湾中央部(現在の香南市,旧吉川村沖の定置網).写真標本は,Roberts (2012)により本種のネオタイプに指定された.リュウグウノツカイ科は1属2種で,もう1種は Regalecus glesne Ascanius, 1772 (YouTube 動画,5分過ぎから姿がよく見えます).

Roberts, T. R. 2012. Systematics, biology, and distribution of the species of the ocean oarfish genus Regalecus (Teleostei, Lampridiformes, Regalecidae). Mémoires du Muséum national d'Histoire naturelle, Tome 202. Publications Scientifiques du Musém, Paris. 268pp.

2013/06/28 Tyson R. Robertsさん(写真1写真2)と沖縄美ら海水族館の出口外の施設に展示されているリュウグウノツカイ (上の大型標本が沖縄産,下の小型標本は高知産,写真3


動物分類学のおもな用語
動物の学名標準和名
新種記載した魚類・日本周辺から初めて記録された魚類
高位分類体系の提唱(タラ目)
魚類の分類学的研究の進め方(魚研用)
BSKUタイプ標本リスト 高知大学理学部海洋生物学研究室に所蔵される魚類のタイプです. 
動物界の高位分類体系(無脊椎動物学の情報ページ内)


最近の話題(更新中 2017.7.07)

僕たちの祖先をめぐる15億年の旅」長谷川政美 new!
*長谷川政美.2014.系統樹をさかのぼって見えてくる進化の歴史.ベレ出版.192pp.

自然史博物館の標本コレクションに関する記事
Nature (07 April 2017): Natural-history collections face fight for survival new!
Nature (29 March 2017): Natural history: Backstage at the museum new!
Nature (21 March 2016): Biological specimen troves threatened by funding pause new!
Nature (02 July 2015): Plant collections left in the cold by cuts new!
Nature (18 February 2015): Museums: The endangered dead new!

ナショナル・ジオグラフィック(2016.9.12): キリンは1種ではなく4種との報告,遺伝子解析で new!
ネーチャーダイジェスト (2016, vol. 13, No. 12): キリンは4種に分類される? new!
ネーチャーダイジェスト (2016, vol. 13, No. 11) :ゾウの進化史が書き換えられる new!
ナショナル・ジオグラフィック(2015.10.24):ガラパゴスのゾウガメに「新種」発見 new!
★ESF Top 10 New species of 2016: Giant Tortoise: 185 Years Post-Darwin, a New Species in Galapagos new!
Poulakakis et al. 2015. Description of a new Galapagos Giant Tortoise species (Chelonoidis; Testudines: Testudinidae) from Cerro Fatal on Santa Cruz Island. PLOS ONE 10(10): e0138779. https://doi.org/10.137/journal.pone.0138779
2016 Top 10 New Species

生物多様性条約および名古屋議定書の魚類分野への影響〜知らなかったでは済まされないABS問題〜
魚類学雑誌, 62(1): 84-90, 2015 会員通信・News & Comments トピックス

★学術の動向 2015年20巻5号 特集 自然史標本の継承−人類の財産を失わないために今なすべきこと− 

ESF Top 10 New Species of 2015: Pufferfish: 'Crop Circles' under the Sea 
オスがミステリーサークル(産卵床)を作るアマミホシゾラフグが入りました.
 日本魚類学会のプレスリリースPDF国立科学博物館のプレスリリースPDF松浦啓一博士

Rocha et al. 2014. Specimen collection: an essential tool. Science, 344(6186): 814-815.
*国立科学博物館プレスリリース
 世界66研究機関123人の自然史研究者が意見表明:採集は必要不可欠な手段(2014.5.23)
**Minteer et al. 2014. Avoiding (Re)extinction. Science, 344

哺乳類の分類に関する話題:アジアゾウのタイプ標本 Nature 04 November 2013 (2013.11.19)

Cappellini et al. (2013) Resolution of the type material of the Asian elephant, Elephas maximus Linnaeus, 1758 (Proboscidae, Elephantidae). Zoological Journal of the Linnean Society, published on line: 4 Nov. 2013 DOI: 10.111/zoj.12084
*Cappellini et al. (2014) Zool. J. Linn. Soc.,170(1): 222-232.

ネーチャーダイジェスト : リンネのゾウ標本をめぐる物語(上)2014年3月号の記事 Nature News (pp. 20-23),(下)2014年4号の記事 Nature News (pp. 30-32)

International Commission on Zoological Nomenclature:
Who is the type of Homo sapience ? http://iczn.org/content/who-type-homo-sapiens

種多様性について 地球上に生息する種の数は?


リンク
EoL: Encyclopedia of Life
International Commission on Zoological Nomenclature
地球規模生物多様性情報機構(GBIF: Global Biodiversity Information Facility)
DARWIN ONLINE/The Zoology of the Voyage of H.M.S. Beagle
グラバー図譜(長崎大学附属図書館)
海洋生物のセンサスCensus of Marine Life: CoML 海洋生物の多様性と生態を解明する国際プロジェクト
国立科学博物館
日本分類学会連合 *国際動物命名規約第4版はPDF版を無料でダウンロードできます.
日本動物誌 魚類 Fauna Japonica Pisces(京都大学動物学教室所蔵)
日本魚類学会標準和名検討委員会日本産追加種リストシノニム・学名の変更
日本動物分類学会: 国際動物命名規約第4版の2012年9月改正(野田・西川,2013 タクサ 34:71-77)
日本バーコードオブライフ・イニシアチブ *DNAバーコーディング(DNA barcoding)とは,DNAバーコードと名付けられた短いDNA塩基配列を種の表徴として生物種の同定を促進するテクニックです.動物では、ミトコンドリアゲノム上のCOI遺伝子の5'端約650塩基長が標準的なバーコード領域とされています.
サイエンス ミュージアム ネット
Welt der Fische(World of Fishes): Scientific News *世界中で記載された新種をいち早くリストアップしています.
Zootaxa*動物の分類に関する論文を扱う学術雑誌(ニュージーランド)
 *Zootaxaから出版された動物の多様性に関する論文集 Animal biodiversity
 *Nezumia shinoharai Nakayama and Endo, 2012シノハラヒゲ(タラ目ソコダラ科)の論文はここにあります(Zootaxa 3410: 61-68, 一番下:open accessなので,無料でダウンロード可)
Zookeys *動物の分類に関する論文を扱う学術雑誌(オープンアクセス)new!
*Marshall and Evenhios (2015) New species without dead bodies: a case for photo-based descriptions, illustrated by a striking new species of Marleyimyia Hesse (Diptera, Bombyliidae) from South Africa. ZooKeys 525: 117-127 (05 Oct 2015)
*写真に基づく新種記載!
*ICZN (2017):改正内容が記された布告書 Declaration 45––Addition of recommendations to Article 73 and of the term "specimen, preserved" to the glossary. The Bulletin of Zoological Nomenclature 73(2-4): 96-97, 2017.

データベース(魚類関係)
Catalog of Fishes (California Academy of Sciences)
FishBase
魚類写真資料データベース 
Fish Identification Site *背鰭,臀鰭,胸鰭,そして腹鰭の棘と軟条の鰭条数から一致する分類群を検索できます.
国立科学博物館 標本・資料データベース
日本産アリ類画像データベース

参考書 *本を見たい人は研究室まで来て下さい
青木淳一.2013.博物学の時間 大自然に学ぶサイエンス.東京大学出版会,東京.204pp. ¥2,800+税 ★★★
青木淳一・奥谷喬司・松浦啓一.2002.虫の名,貝の名,魚の名 和名にまつわる話題.東海大学出版会,東京.245pp. ★★¥2,800+税
藤田敏彦.2010.新・生命科学シリーズ 動物の系統分類と進化.裳華房,東京.195pp. ¥2,500+税 ★★
長谷川政美.2011.新図説 動物の起源と進化−書きかえられた系統樹.八坂書房,東京.208pp. ¥2,400+税 ★★
平嶋義宏.2002.生物学名概論.東京大学出版会,東京.251pp. ¥4,600+税
平嶋義宏.2012.学名論.学名の研究とその作り方.東海大学出版会,秦野.347pp. ¥3,200+税
北村雄一.2008.ありえない!? 生物進化論 データで語る進化の新事実 クジラは昔,カバだった! サイエンス・アイ新書.ソフトバンク クリエイティブ,東京.208pp. ¥952+税
松浦啓一,編著.2003.標本学 自然史標本の収集と管理(国立科学博物館叢書3).東海大学出版会,東京.251pp. ¥2,800+税 ★★
松浦啓一.2009.動物分類学.東京大学出版会,東京.141pp. ¥2,400+税 ★★★
松浦啓一,編著.2010.標本の世界(国立科学博物館叢書10).東海大学出版会,東京.127pp. ¥2,500+税
宮 正樹,2016.新たな魚類大系統−遺伝子で解き明かす魚類3万種の由来と現在.斉藤成也,塚谷裕一,高橋淑子,監修.シリーズ遺伝から探る生物進化4.慶応義塾大学出版会,東京.215 pp. ¥2400+税 ★★★ new!
馬渡峻輔.1994.動物分類学の論理.多様性を認識する方法.東京大学出版会,東京.235pp. ¥3,300+税
馬渡峻輔.2006.動物分類学30講(図説生物学30講 動物編2).多様性を認識する方法.東京大学出版会,東京.235pp. ¥3,300+税
三中信宏.2006.系統樹思考の世界 すべてはツリーとともに.講談社現代新書.講談社,東京.295pp. ¥780+税 ★★
三中信宏.2009.分類思考の世界 なぜヒトは万物を「種」に分けるのか.講談社現代新書.講談社,東京.329pp. ¥800+税 ★★
三中信宏.2010.進化思考の世界 ヒトは森羅万象をどう体系化するか.NHKブックス.NHK出版,東京.267pp. ¥800+税 ★★
中坊徹次・平嶋義宏.2015.日本産魚類全種の学名 語源と解説.東海大学出版部,秦野市.372pp. ¥5,800+税 ★★★
大久保憲秀.2006.動物学名の仕組み 国際動物命名規約第4版の読み方.伊藤印刷出版部,津市.¥2,858+税
大久保憲秀.2014.学名後の初中級文法 動物方言.東海大学出版部,秦野市.178pp. ¥2,800+税 ★★★
大阪市立自然史博物館,編著.2007.大阪市立自然史博物館叢書2 標本の作り方−自然を記録に残そう.東海大学出版会,秦野市. 191pp. ¥2,500+税
ヨーン,C. K.(三中信宏・野中香方子,訳)2013. 自然を名づける なぜ生物分類では直感と科学が衝突するのか.NTT出版,東京.393pp. ¥3,200+税 ★★ new!
Wiley, E. O. and B. S. Lieberman. 2011. Phylogenetics: the theory and practice of phylogenetic systematics. 2nd edition. Wiley-Blackwell. Wiley and Sons, Hoboken. 406pp.
ウィンストン,J. E.(馬渡峻輔・柁原 宏,訳)2008.種を記載する 生物学者のための実際的な分類手順.新井書院,東京.655pp. ¥7,800+税


(C) Hiromitsu ENDO

2010–2016年の試験問題2013-2016年度のトピックスと2017年の講義PDF (2017/07/18) new!