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★浦戸湾の覆砂(ふくさ)は中断(2004/03/02 朝日新聞)

「浦戸湾の覆砂(ふくさ)・埋め立てに反対する講演会」

 浦戸湾には,全国的に希少となった魚類であるアカメとドロクイが生息しており,横浜灘地区では,高知県版レッドデータブック[動物編]に掲載された希少種及び,学術的にきわめて貴重な動物が発見されています.今その灘地区の海を土砂で埋め立てる,高知県による事業計画があります.埋め立ては,泥地の貴重な生物を生き埋めにするだけでなく,その生息地を奪うことになり,日本の財産である貴重種を失うことにつながります.浦戸湾の水質は1971年6月9日の「高知パルプ生コン事件」を始めとする,住民と行政の努力により着実に向上しております.灘地区は浦戸湾に残された唯一の自然環境であり,郷土のこの優れた財産を後世に残すのが,私達の責務ではないでしょうか.浦戸湾の埋め立て問題に就いて,海洋生物学がご専門の町田先生を迎えて,講演していただきます.

講師 町田吉彦(高知大学教授・四国自然史科学研究センター長)
演題:浦戸湾の埋め立ての問題点
日時:2004年1月11日(日) 午後1時30分〜3時
場所:高知市本町 高知グリーン会館 電話 088-825-2701
参加費:無料
主催:浦戸湾を守る会
連絡先:高知市若松町10-46 田中正晴 電話 088-880-0701

当日およそ90名の参加者がありました.ありがとうございます(2004/01/13).
講演会の様子はこちら(撮影:平松 亘)

★ 浦戸湾の埋め立てに反対する陳情を橋本大二郎高知県知事に行いました(土佐生物学会 町田,浦戸湾を守る会 田中ほか,2004年1月15日).知事室での陳情の様子

★ 町田吉彦.2004.浦戸湾の埋め立てを考える.高知県自然観察指導員連絡会会報ネイチャー高知 ,(22): 2-4.
★ 町田吉彦.2004.所感雑感.高知新聞(6月4日朝刊).


土佐の高知の浦戸湾文庫(ぼうずコンニャクの生き物&魚貝類データベース内のページ:分担執筆 町田吉彦)

浦戸湾のアカメとドロクイ 浦戸湾の動物写真はこちら