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取組事例テーマ

地域の優れた防災技術を海外に広めるために ~「蛇籠」を通じた国際貢献とネパールに届いた技術~

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日ネ技術者の共同施工によりネパール国内に完成した「改良型防災蛇籠擁壁」
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本取組の概要と主な成果
取組概要

 伝統的な土木技術で経済性に優れた「蛇籠」を、開発途上国のインフラ復旧と防災に活用するものです。科研費やJICAの支援を得ながら、土木工学に精通した研究者、技術者、行政担当者らをネパール国に現地に派遣し、蛇籠の設計・施工法や重機の操作等技術指導を行い、地震後に斜面崩壊したまま放置されていた生活道路を復旧しました。さらに、現地に適用した「防災蛇籠」の設計・施工マニュアルを作成し、現地技術者らの能力開発と技術の定着を図りました。本取組は、古来の技術を見直し定量的な評価を科学的に検証し、社会課題の解決に貢献できる好事例として、JSTの主催する「STI for SDGs」アワードにおいて、2021年度「優秀賞」を受賞しました。

今後の展開

 頻発する気候変動対策への貢献として、蛇籠技術の適正化を河川護岸に広げ、防災先進県「こうち」から発信された防災力のさらなる理解と定着、技術普及を目指します。

担当者
パートナーシップ
高知大学を含む産官学連携チームによる取組
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