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環境倫理に関する研究 ―豊島産業廃棄物不法投棄事件を事例として―

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豊島産業廃棄物不法投棄事件
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豊島事件を契機として産業廃棄物処理法改正
取組概要

 1990年に香川県小豆郡土庄町豊島で、シュレッダーダストの不正処分が発覚した豊島産業廃棄物不法投棄事件では、なぜ都市の廃棄物を地上が引受けなければならないのかという環境公正が問われた。2019年8月9日に産廃処理が終了し、処理量91万3000トン、処理費用770億円に及んだ。

 ●環境公正
 アメリカでは1970年代に、有害廃棄物処理施設が貧困層の多い地域に集中しているのは正義に反するという議論が行われた。それに対して日本では、1960年代の公害問題後、1970年代以降産業廃棄物は過疎地が引受ける事態が生じ、1980年代には都市の産業廃棄物処理が地方に押し付けられることに住民が声を上げ、環境公正が問われた事例について研究を行っている。

今後の展開

 「地域のエゴイズムがなぜ悪い」という豊島事件の住民エゴイズムが契機となり廃棄物処理法が改正された。環境リスクを社会的にコントロールするリスク管理の方法について研究を行っていく。

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